言葉って ドミノに似ている
並べ方は無限
どんなに時間をかけて並べられた大作も
たった1ピ ....
主よ
わたしは今日も持てる者をそねんで
劣等感に苛まれてしまいました
レックス・テックス ....
穴を
かたっぱしから
うめたてて
苦情をうけて
またあけた
あたらしい穴は
みたり、 ....
人間は傲慢だ
雨上がりの新中川の土手で
あいつは言った
僕らの目の前に
口いっぱいに雑草 ....
あなたの夜が空を飛んでいる。平らかなあなたにふさわしい藍色のなかをひかりの流れるように。ねそべるかた ....
リビングの屋根を切り裂く遮断機
僕らの悲しみが通るたびに
赤く光るランプと
天へと突きぬける音 ....
最近夕飯を食べた後
食欲がなくて困っている
ちょっと前なら
どら焼き2個ぐらい
朝飯前だった ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか
言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの ....
女子大でやけに仲良しの女の子二人を見ては弾ける妄想
気が向いた時にだけ
分け与えられるビスケットは
とりわけ甘いこと ....
冷たい色合いに温かさを感じるのは何故か
澱んだ色彩に鮮明さが明確に反映している
あなたの心の ....
それは夜明け前
君がやってきた
僕は言葉も出ないまま
ただ
涙を流して見つめていた
....
辛い労苦を涙ながらに語る便器を横目にお子様
ランチ鳥肌。無料サービス吐き気。
敬語使うのおか ....
１３１１１１
すぃーとん
すぃーとん
穏やかな季節 ....
木犀や鳩が咥えしペリドット
横向きに生えし虫歯や干蒲団
闇の渦に飲み込まれけり浮寝鳥
隠語覚えてから行く
眠れず夜の深海魚
泥仕合はじまってキングクリムゾン唄っている
おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても
おぬし 忍びの末裔であ ....
真っ白な砂浜に残る足跡が古い自分を表していく
何度夏迎えても汗吹き出した人魚の夢で涼しくなった ....
山と山のそのむこうの谷をも なだらかに結んでいるのは、
空の高さと広さに あかるい ふしまわし ....
人間がやっていることはすべてただの苦しみなのか。
人間は、ほかの生き物に 食べられたり殺されたり ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない
....
抱えるものが多すぎて
いつからか 歩けなくなってた
泣くことをやめようと決めたから
い ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母 ....
あたまがいたい
はなのおくを薔薇がつついている
はなばたけにきみはたおれる
ぼくは華を ....
あなたに梨の実を贈りたい
寒く厳しい冬の夜に
愛するあなたが
梨の実の ....
あなたの椅子が何も話さず
ただ黙って眠っているように見えるとき
切り分けられ ....
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