「働き」といえば
重荷を負ってゆく坂道が視える
「はたらき」といえば
風になった自ら ....
ジャ ....
そこにはいないひとびとの代表として
ぼくが送り込まれているのだ
そんなことよりもぶれないものがあ ....
母親はいつも日曜日の朝には目玉焼きを焼いてくれた
コールスローの刻みキャベツに
マヨネー ....
巡り来る日々と
ぼくらの幼い憧れとの隙間から
木洩れ日のように降り注ぐ光
聴こえて来る ....
しかくい箱のなかに
丸と三角を
ひとつずついれる
それをどうするんだい
と聞くと
....
トロフィーは贈られなかった
拍手と罵声は
ちょうどはんぶんずつ降り注いだ
彼女のステップは ....
★☆★ 法律大魔王から16度目の最初のお達し ★☆★
●自作のショートギャグを楽しむスレッドで ....
ころころ丸い石でした
玉砂利敷いた浜でした
黒い巌が砕かれて
波に洗われあやされて
碁石のよ ....
ひとつ先のコンビニまで
遠回りする
ガムの味がしなくなるまで
遠回りする
はにかむ放 ....
テレビがぼくを嗤っている
....
薄暗いプラットホームから
各駅停車の
ジェットコースターに乗る
あの日、僕は
い ....
彼女は父親の浮気を知ると
ホテルの駐車場での捜索を始め
理不尽に僕は運転させられた。
彼女はサ ....
朝から引っ越しの作業をしている
なんて 要らないものだらけなんだ
少しずつ 気付かない内に
....
800字のパスワード
記憶できない でたらめコンピューター
毎回 打ち込み 叩き込み 魂胆極める ....
いなかみちを ふつうに歩くと
つくしの基地があるよね
勘で解るよね
え わからない? ....
午前5時ちょっと過ぎ
遠くでまだ怒鳴り声が聞こえて
今日は眠るのを諦めた
父が支度 ....
いつも前のめりに生きてきた
お陰で全身は転んだ傷痕だらけ
いつも誰かがやめろと
大怪我する ....
僕らの脳は杏仁豆腐で出来ている 甘くて軟らかい
ねぇ 顔文字は象形文字の進化型なんだって知ってたか ....
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春の朝
庭のプランターの
パンジーが風に揺れて ....
背骨にきしりと
悲しみが
可愛らしい女の顔をした
悲しみが
のしかかる
重みに耐えかね ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやっ ....
ガス灯と電灯の、
汽水域の魚。
魚獲りの巨人、
の眼。
一つ。
ふとい指を
なめて
それを
アイラブユーの代わりにする
のみこめない薄い空気が
くるし ....
見えたのだ 僕の 死ぬべき
意味が
今日 僕が 帰るべき
道が
ノックしてドアを開けると
安堵した君の顔が
見えた
どうだった手術?
家にいるときよ ....
綺麗なきみどりいろした
耳たぶは
そらまめだった
ある日
ひょっこり芽が出てきて
日が ....
魚のキーホルダぶら提げて、この通りを下ってくると、彼が追いついて耳の上にキスをくれる。黄緑色のリュッ ....
悲しみを言葉に喩えたら
原因不明の眩暈が 心を 静かに侵してしまう
明日 生きられるかも分からな ....
あの子は行ってしまった。
遠い遠い、遥か向こう側の世界に。
たった一言が言えなかった。
あ ....
久我山駅にこんな時間に着いて
こんなとこに
ビジネスホテルなどないだろうに
ぼくは ....
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