大空にはばたこう
全てを忘れて
ホップ、ステップ、ジャンプ
レコードのように
回転数を変 ....
紀伊国屋を素通りして
今日もジムに通う
123、123、パスパス!
汗水流して
今日も腹 ....
寂しい夜
一人ぼっちの夜
そんな時詩は生まれる。
忙しい時にはできない。
発想が豊かで
....
輪と輪
夜のみどりの音がしている
鳴らない鈴のなかを
くぐってゆく
....
あなたのお墓が山の上だから
息がきれてしまう
ちょっとご無沙汰していました
ほら、こんな ....
空を飛ぶんだ
いつか ぼくは
花火のように
誰もが自分が生きることが
よくわからなくて
誰もが自分でない誰かが
大切で
そして誰 ....
きゅっとひねって
ぐいと飲み干す
なんでもないことのように
そうできたらいいのに
あこが ....
いつも七時二十四分発の各駅停車
難波行き二両目のいつもの扉の列で
君を待つのがボクの日課だった
....
「その若社長ってのが避妊前提だったのに生でやりやがったんだよ。あとで一万円プラスでもらったけど。」
....
今まで、いったい、
何本の傘を、
なくしたことだろう。
安いビニール傘も、
奮発した1万円の ....
たった1年で
大人になった猫は
春には泡立つ光の匂いを
丹念に嗅ぎ回りながら
ひとつ ....
1
私がプラネタリウムのいちぶぶんになるとき、
それはわたしがプラネタリウムの一部分になると ....
おれたちは 平行線
つかず はなれず まじわらず
でもそれゆえに わかたれず
たとえば ....
窓を開けて
春の風が入ってきて
ピアノの鍵盤ひとつ
押して消えてく
そんな嘘 ....
アキアカネ つ、つ と飛んで
サルスベリの花は墓場に相応しい
しろい花 あかい花
手に取れば ....
朝蜘蛛を野放しにして数日
白い壁に
夜を引きずり出そうと
穴は這う
エアコンの吹き出し口を好 ....
きみが
見送りつづけたあのバスを
撮ることなんて
出来なかったけど
きみが
待 ....
かれは眠るために
夜のシャワアルウムに横になる
指と指のあいだでほそい煙になった
あの、現 ....
パレード
この坂道を上れば 君が住む街が見えるよ
ポケットにチケット二枚 大事に握り締めて
....
抱き合って愛情の花咲かせたい夜の帳がそうさせている
時間さえ飛び越えていく愛情は心の痛み見つけ ....
{画像=111004164229.jpg}
いつもの道で
ある日気づいた紅い花
昨日 ....
八月の身体の火照りを感じつつ抑へきれない皮膚の爛れよ
月光のアナスタシアよ薔薇園でかくれん ....
生き埋めにされた兄が云ふこの世はハッピー ハッピーマンデー マネーマネー
さいごの蝉が
真夏のふりをして鳴いていた
この坂は高校のときあがっていた
風が吹い ....
昼夜繰り返される試み
この街が雨で埋め尽くされる頃
呼吸を許されたとき
空っぽの胃
歌う
....
青空には
嘘だってとけている
綺麗だとおもったのなら/君が
手を伸ばせばいい
逃げた ....
花虎尾指す月明かりろうろうと前日よりも冷えた夜の日
高校生の頃(かなり昔)
FMから流れてきた(エアチェックしていた)
軽妙な音楽(イントロ ....
仰向けの俺のテントを
見下ろしているのは誰だ
右足で踏みつけられながら
「朝から元気いいじゃな ....
全部全部ネットの上にあるなんて思うのは大間違いだ
本当に伝えたいことはこんな画面の中にはないのだ
....
何の前ぶれもなく
一ヶ月間もの眠りについた
眠っていた間
・・・記憶がない
まさかと思い
....
踏み出せず 躊躇する君の背中を{ルビ戦=そよ}がす 小粋な潮風
微風葬送曲足り得ずに幻想行進曲
自分の葬式に欠席した男の
椅子の列!
村を降り ....
金の入日に 繻子の黒
金波 頭上に おわします
思えばオーロラ 光のループ
金の ....
私から言葉は生まれない
私は言葉を話す人を見ている
彼らから言葉は生まれていない
....
なんだか今日は空が暗い
重い瞼に押しだされて 夜におちる
無意識に傷つける白いゆめのなかへ ....
体に穴が空いてしまったんだ
胸のここんとこに
大きな穴が空いてしまったんだ
この穴にぴった ....
ばらして
組み立て
ばらして
組み換え
そして
再度
ばらして
組み上げる
....
残ったのは
氷の溶けたグラス
半分空いたボトル
そのグラスのふちあたり
ボトルの空洞 ....
今年さいごの蝉が叫んでいた
地球さいごの涙が溢れていた
時計はもう戻ることはないのだ
....
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