求めてはいけない世界の入口で
きみにサヨナラをする
小さく手を振り
大きく踏み出す
....
騙したりしたい
真実だよと言って抱きしめたい
永遠にと言いたい
終わりなんてこないと言いたい
....
おの いちる
おる いのち
いち の おる
いのち おる
ち の おる い
いる ちのお
....
流連というのは
あそびあるく
いみだと
いままで
きづいていた
まえから
｛引用＝
音源：http://www.myspace.com/slymelogue
｝
女 ....
あたしの
あかいふうせんに、かわいいハートがひとつ。
あたしね、ママになるの。
二十歳 ....
午前２時、パブ。
カウンター、酔ったマスター、酔った女、酔った男、酔った僕。
僕は誰かのタバ ....
苔と藻にふせたノートに
体のアンバランスをもたれかけ
心にとどめた亡骸をみた
そうい ....
壮麗なラッパに乗せて
心に流した水で洗い
変わりばんこに音符にした
寂しさがゆえに ....
２２時に、
体験入店のメルマガが届いていたので、
電話する。
２時半くらいになりますと言われる ....
１１０６２７
化け物といわれた男
おとこなのに乙 ....
祭り囃子の遠のくように
とてもやさしい風吹いた
私たちの生まれたところ
とうさんの夢のとこ ....
サラは低所得者用の公営住宅に住んでいる
ある日、軒下にコガタスズメバチの巣ができていた
....
この坂道は君とともに上った坂道
ふたりして登坂の辛さにあえぎ
君の差し出した手のひらの熱さに ....
ありったけの花を降らせて
撒き散らす、ふわふわとお菓子、きらきらしている！世界！
スカートス ....
逢うては
逢うては
重ねては
歌詠みては
歌詠みては
合わせては
上の句持ちて
....
新緑の木々と風が
奪い合うように睦み合うそばで
夕暮れの光とあなたが
....
小さな電子機器から流れ来る森
かちり、何度でも再生する、
それは永遠を手に入れた場所
....
午後にいきなり降りだした冷たい雨の中に
溶けて混じって落ちてくる、真理
言葉を操作するこ ....
意味のない愛が煙の影のように揺れている
見捨てられた男が一人 三日月で首を吊る
それは深夜の美し ....
手に入らないのならいらない
矛盾した
考えだった子どもの頃
どうしてそこまで強気で
....
夜な夜な
あなたが台所から
空のボウルを持ってきて
食卓に置いた
私を人差し指でさして
....
働きもしないのに
飯を食うのは卑しいだろうと
箸を持つことが出来ない
胃袋の中身が空で ....
歩いている。
あてもなく歩いている。
すっからかんの着のみ着のままで
歩いている。
足下 ....
陸のなかにもうとうと被して 毒の針が朱くなるのを待つ
ためつすがめつ 手を合わせ 祈りの中を 穴ま ....
僕の中に何がいるのだろう 暖かな日が照らし冷たくなっていく両手の内側
耳元で金髪のおじさんが、とて ....
あんたはもっと笑って、ないてほしい。
プリズムの
宝石が飛び出したの
のぞいてみて こころ
晴れの日は
青空と雲よりも
退屈そう ....
脳味噌に
プラスマイナス稲妻が
疾る感覚
理科準備室
....
....
式もひととおり終わり
厳粛な空気も抜けて
片付け始められた斎場の一隅では
親戚連中が ....
いくつもの賭けをした
あの坂道を
はやくのぼりきった方が勝ちだ
瓶入りのコーラを賭けて ....
ねえ
もうためらわずに
道路のまん中を歩こう
祝祭をかたどる歌が
背面にひろがる
真っ黒の水面に
跳ねる
雨を待つ暗がりの眼窩から ....
リモコンで
操作するきかいの中で
おどらされる主人公
ゲームといえども
そのせかいは枠の中
....
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