独り身の
暗い我が家に
この夜は
稀な待ち人
蛍一匹


 ....
人の気持ちは変わりゆく

あの日の笑顔もどこかに散った

僕だけが阿呆みたいに笑っていた
とうとう一度だって
私を嫌いだと
言ってくれなかった君に

私の一部はまぎれもなく
深く、 ....
 
 
「ね」から
「ね」をとると
なんにもなくなってしまうから
かみさまは
「こ」をあ ....


狭い空
それでも見上げて

厚い雲
それでも見上げて

僕には未来があります



{引用=


今すぐにあの憐れみが欲しいの、と わたし揺れてる 吊革みたいに



不 ....
うしろの席の女が痴話げんかの話をしていて
ほこらしげなので
たぶん
彼女の一人もいない男は
 ....
言葉を叫ぼうとする祝日に
疲れた労働者の体を
不満の心の内側から
メロディとして歌う
校庭の ....
 
 
梅雨の湿った風に吹かれいると
いつの間にかぼくと妻は
古ぼけた感じがする列車の
最 ....
きみは ぼくの かおをして
ぼくの きらいな ことをする
毎日 付き合う こころとことば
ぼく ....
そんなのはいや
だれかが言った通りに終わりが来て

そうじゃないの
だれかが言った言葉は無視 ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れなら ....
今日もまたキミとつなぐ手 昨日とは違ううるおい指のからまり

森の奥 お月さまだけ聴いている 貝 ....
父に会うといつも
私は刺身になっている
ワサビをなめると
高らかな笑いをする

母の姿を追 ....
従兄弟が浮気して
離婚した
久々の報せは
不愉快極まりないものだった
そもそも
彼と僕は反 ....
怒りと憎悪は人の世の兄弟
胸を灼く荒廃は人間を苛める

胃の腑から沸き上がる痛みは全てを呪い
 ....



小さい頃
簡単に見つけられていた
色のない蝶々が
最近見つけられなくなってきた
 ....
吹く風よ微笑む人の面影よネム絶え間なく船出の風情
 
朝ごとにアサガオその名に天国を青さに空を映 ....
ダイエット目的にはじめたジョギングだったはずなのに
夢はホノルルマラソンなんて張り切っている

 ....

悪いことはしてないよ
だけどいい子じゃないよ
道案内はするけれど
その先のことは知らないよ ....

おなかがへったら たべればいいよ
そこにパンケーキがあるでしょ
あそびたいな まだ あそびた ....
          羅漢頭をペコリと叩きゃ 大人の漫画の声がする



         ....
神の子の同じ神にはあらざれど
同じ神とは思わざらまし。





 
血が流れた。
血が流れた。
血が流れた。
そして川になった。 







 ....
ぴん と張った
木枠の布に
ぷすりぷすり

針を刺す
 
あなたが
毛立て ....
今日、白髪を抜いてしまった。
おばあちゃんの毛のような
白い美しい白髪だった。

わたしも苦 ....
 
 愛は四重奏

 愛は三重奏

 愛は二重奏

 愛は孤独奏 



 その身を削いでゆく
 どこまでも
 いつまでも
 と、いうわけにはいかないのだ
 ....
ここではいつも
少しずつ違う絵が描かれている

だから
少しずつ違うことを忘れてしまう

 ....
さよなら手を振って
ごめんね頭を下げた
おはよう手を振って
ありがと頭を下げた

 ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けば ....
愛をもって
夥しい量のそれで溢れる
愛を口にする
受け止めきれない体は
玉の汗と息を止め
 ....
イルミネイションだけが
林檎の果実のように
重いというのか

すぐ帰結する解釈に
首を押さ ....
見知らぬ人ばかりが
夜に追突した
追突した夜は
分散し
それぞれの夢に混じった

あ、と ....
つつがなく
夢を終え
私はもう目覚めている

ここにいる
一人の人間として
酋長の口笛を ....


自分の周囲で起こる物事に
興味のアンテナを向けようとしない
それがおまえの言う自由
だ ....
水たまりで加速する人格
の輪郭に適度な凶器が刺さったままだから
もはや懐かしいんですよすでに ....
隣りにある
あなたの細やかな
可愛い手を優しく取って
眼を瞑って静かに
あなたの手の甲に接吻 ....
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2010年7月12日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蛍の光TAT短歌3*10-7-12 23:51
阿呆うずら豆自由詩110-7-12 23:38
もう会わないから言うけれど因子自由詩310-7-12 23:20
小川 葉自由詩3*10-7-12 23:20
螺旋階段瑠音携帯写真+...110-7-12 23:07
everydayあぐり短歌5*10-7-12 23:06
噛み殺せコルチャックa自由詩110-7-12 22:40
労働者の主張する意味番田 自由詩210-7-12 22:31
嘘つきたもつ自由詩810-7-12 22:10
生活坂井ハナ自由詩510-7-12 21:52
こっちの水朧月自由詩310-7-12 21:46
洞窟の夢吉岡ペペロ自由詩1410-7-12 21:39
キミトノヒミツ紅林短歌3*10-7-12 21:36
アルバムの風景番田 自由詩010-7-12 21:27
浮気してOz自由詩010-7-12 21:17
唯一の救い一 二自由詩110-7-12 21:14
昆虫図鑑ゆるこ自由詩410-7-12 20:56
落とし文月小池房枝短歌7*10-7-12 20:12
道なひと恋月 ぴの自由詩21+*10-7-12 19:59
知人ゆうと自由詩1*10-7-12 19:16
はじけとぶ なつのよる自由詩1*10-7-12 19:14
文明開化の凍り豆腐鵜飼千代子自由詩4*10-7-12 19:02
神。ながぐつ長靴...短歌210-7-12 18:50
ち。 自由詩210-7-12 18:48
文化刺繍鵜飼千代子自由詩4*10-7-12 18:39
白髪。ながぐつ長靴...自由詩110-7-12 18:04
愛についての一考察。自由詩310-7-12 17:39
おじさんはガンジス河のひと粒として石川敬大自由詩1710-7-12 15:37
「記憶」ベンジャミン自由詩3*10-7-12 14:23
鏡の国秋助自由詩1*10-7-12 14:20
手遊びの今日朧月自由詩510-7-12 13:39
アレルギーひち自由詩3*10-7-12 12:30
真島正人自由詩3*10-7-12 10:46
比重自由詩3*10-7-12 10:34
騎手自由詩2*10-7-12 10:33
浸透寒雪自由詩110-7-12 5:22
未来少年コナンモリマサ公自由詩510-7-12 1:42
朝になって読み返せばきっと頭を掻きむしる、しかし本心一 二自由詩110-7-12 0:23
38rows, 1.05sec.