本当に純粋にありのままが表出できたなら、
それはとても素晴しく、すごいものではないのだろうか。
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傷つけてきたものは何だった
知るのが怖くて触れもせず
通り過ぎた
傷つける気はなかったから
....
悪い事をしてはいけません 悪い事をしてはいけませんよ
と 風が運ぶ 風が運ぶ
....
彼はとてつもない疾さでアスファルトの裂け目を駆け抜ける。
僕の腕はまるで引き抜かれた大根。
そろ ....
銀世界にばっ と
傘を広げ
足元の銀をざっ と
凍てついた湖に浮かべた
微笑みも
溶け ....
山の上から川が流れてくるよ
さらさらと静かな音が響く
見上げれば白く輝く月
その光を浴びて川面 ....
ちこそしいはき くにまのりもみらせ たすと かなひ てさんつ
くちせせん くちせせん ....
よっし おっし やっし のっし
そこのけ そこのき そこのかこ
そこのく おととい ....
どうでもいい話について考える前に、何が「どうでもよくないか」を考えなくてはならないのかもしれない。な ....
強い人は、誰にもみえない場所で泣く人。
他人に何が必要なのかいつも知っている人。
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麻と糸を紡いで
すべての人間を絞め殺したので
もう なにも すべて
わすれて いる ....
冷たい壁の手触りを確かめながら
第十三使徒
死都
ネクロポリス
暗い地下道をたどって行くと
....
はがれていく皮膜に
縫い込まれいく記憶。
遠ざかる人影は、名前のない体温を
そこここに植え込ん ....
あの日
天を焦す夕暮れを見届け
失われゆく影とともに消えた声
それは他ならぬ 愛しい者 ....
ぽすっ・・・ぼすっ・・・
ぽすっ・・・ぼすっ・・・
....
君に伝えたいことを
ぼんやりと思い出していたら
冷たいペットボトルが
置きっぱなし ....
見知らぬ少年が大きくなり
間違えていないか
何度か数えなおしてみる
口あとの残った譜面 ....
熟しては落ちて
眠って
芽吹いて育つ
女は
ちいさな死と再生を繰り返す
....
朝飯の味噌汁ぶっかけ飯(俗に「猫まんま」ともいうが、猫は味噌汁ぶっかけ飯なぞ喰わない。味噌汁ぶっかけ ....
彼の背後はなかなか困難である。
もともと幸福な人の幻覚を離れて、
世界を睨んでいるのが神々の ....
私は 戦争に反対です。
人類は 平和であるべきです。
戦争を起こすヒトを許しません。
戦争をし ....
落日 其処に生まれては死んでいく
紅葉 変わりなく続く生の営み
風を受けては流れてく
見上 ....
産声をあげたのは
この世界に降り立つのがいやだったからだ
羽根がほしいのと望むのは
今すぐ ....
遠心分離機は
エッセンスを抽出する
知りたいことだけを
願いたいものだけを
眩暈のたびに ....
昼寝して
起きるときは
なんて短い眠りと感じ
2時間は眠ったのに
太陽が既に紅くなりはじめた ....
ぼせい 【母性】
女性がもっているとされている、母親としての本能や性質。また、母親として子を ....
その手は冷たい
体はじわりと感じる温かさ
手をつなげば
ひやりと冷たいなにかを感じる
変 ....
少なくある
真剣なまなざしに
ゆるやかに
目を向けたい
何か距離をとって
ぼくらの ....
子猫の小ささが懐かしかった
この小さなものの愛が懐かしくて
言葉のない温もりが欲しくて
お ....
きずつく
きずつく
ぼくがとびだす陽光
駅からふみだす
雨はやんでる
だきしめて だきしめかえして
こだまのように くりかえし
はらはら ゆらゆら
ほろほろ く ....
ぱらぱらぱら・・・・・
何気なしにめくったアルバムに一つ
「これからいくつもの壁を乗り越 ....
思い出は、捕まえようとすると逃げてしまう、引いていく波のよう
思い出は、知らないうちにすぐそばに来 ....
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