一年前
一年後
自分はどうなっているんだろうと
考えていました。
一年たって、
何も変わっ ....
貴方様の整理番号は115です
或る日突然に透明な空から降って来た
薄紫色のちっぽけな紙切れに書か ....
記憶は
思い出に似ていて
にどと戻りはしないのに
私の体を小刻みにふるわせる
港町の風景 ....
立ってくれ
全身はだけて
白いペンキで
塗りたくる
君
裂けている
それでも暗く
ひら ....
かげふみ かげふみ
かげ いつつ
よにんきりしか いないのに
かぞえてみると
....
良いことじゃないか
……嫌そうな顔をする 何故だ?
バカヤロ 当たり前だろうが
良いこと ....
地元らしい
自殺者が出たらしい
集団らしい
遺書とかあったらしい
謝っていたらしい
一日 ....
たとえばあなたが
もういちど
と、
あふれるように願ったなにかで、
きっとこの世界の半分はで ....
混沌の空気は淡い白で
視界はぐにぐにして
時計は二個に見えて
自分の指先は他人のもののような気 ....
もう出会うことのない
未来の恋人たちに
かすかに血の匂いのする親密な
Hello
....
01,3,2,1.02,2,0,0.03,2,0,0.04,2,0,0.05,3,1,1.
06, ....
防衛は平和を創らない・矛盾
其処には理由・防衛する為の理由があるからだ
そして防衛行為 ....
まだ五時だというのに
外は月夜の海中のようなブルー
静かに蒼い
電信柱のからす
低く垂れた満 ....
前略
陳者 私こと このたび会社を退社致すことになりました。
在職中は永年にわたり公私共 ....
もう明かりがついて
黄昏の街を
斜めにカーブして
(本も読めない
....
なぜ目覚めたのか
ずっと考えていた
ふたつの色の
雨のはじまりだった
ふ ....
昨夜は ひとつに繋がっていることを 感覚的に実感した
まるで 気持ちが通じたかのように
あな ....
早く帰ろう
そろそろ日が暮れる
日が暮れるのと電灯が灯るのの間の時間が
私はあまり好きじゃ ....
朝、いい天気のようだったので
写真を撮ろうとカーテンを開けると
空にはたくさんマヨネーズが浮 ....
鏡に映る自分の姿は、いつも涙から一日が始まる。
泣きたくて、泣いてるわけじゃない。
ただ、あの幸 ....
君が・・・この歌をずっと歌っていた・・・
この曲・・ずっとずっと僕は聞いていた。
頭の中で、 ....
ハイヒールはきまって
痛く、
ブラはとてつもなく
窮屈で、
顔は化学 ....
居心地の悪さかき寄せた
縫い目のある壁紙が部屋を裁ち落とす。
呼吸する天井は敵意ある
複数の声 ....
蕁草の茂みから
ひろいあつめた言葉たちの匂い
朽ちた戦車が砲弾を着装し
....
死ぬことを想像しない日は
一度もなかった
愛しいと想う気持ちの現れない日は
一度もなかった ....
ネオンと雑踏と台風とをまとめきれない街、そしてその旨。わからないから遠いんだよ。眠るようにするりと受 ....
霧雨にけむる夜の街は
幻想的な顔を見せ
一日の記憶を走馬灯のように
繰り返し思い出 ....
緑の夜行電車。
さるが運転するので間違える。
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