正直に言うしかありません
愛し方を忘れました
かつて
あれだけ自信のあった
自転車に乗るより ....
今夜
何か産みたいのだけれど
定まらない
あてのない
ふらついた旅は
寝る場所をさがす ....
時代に飲み込まれ哀れな子羊
一体誰が悪いのか、
神>人の世界に生き
俺たちはただ、死ぬだけなの ....
蜜色のレクイエムなりや君の目の星夜の胸に思いもて眠り
酩酊の月影窓を濡らすごと恋病む胸は揺れて輝く ....
わたしがそれを見つけたとき
わたしは28歳
離婚したばかり
バイトを3つ掛け持ちし
年下の男 ....
不意に喩えられると僕は何なのか。喩えられてたまたま僕は書店の軒の燕であった。僕は『ガリバー旅行記』 ....
散歩道 「猛犬注意」の 文字探し
吠えられまくって 至福の喜び
私は父の剥製を抱く
怒りの集積が父を剥製にした
不動明王の縄になって縛りたいものが
「偽り ....
宵の一時を
犯罪者のように過ごしている
白い道に恐怖している
笑いながら逃走している
善 ....
息を
していると生きているけど
生きているのは息してることではないので
窓の内側からの世界 ....
銀行員は、銀行員は、きっと詩人
だってあんなに恐い顔で
必死に電卓叩いてる
八百 ....
奥まった場所に入ってみると
未開封のまま使われなかった気持ちがあって
いつだってつまずきながら走 ....
ごろごろ
ごろごろ
....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから
もう ....
今日で空が終わる
明日からは
もう何もない
ただの闇
そうしたら
そうしたら
僕は君 ....
線をまたぎます。季節も七夕をすぎれば夜のための日々が延々と続くのです。アスフ ....
青ざめた夜に
チック、音
青ざめた夜にチックが走る
そして、音のある鬱
....
華麗なスタートダッシュしてみたはいいものの
第一カーブで勢いあまりこけた
厄介な事に俺は他人をも ....
君の好きな白いTシャツとリーバイスを脱いででも僕とセックスするかい
圏外は僕を孤独にするか ....
色鉛筆で
ビー玉を描いてみようか
何時間かかるかな
水彩絵の具で
....
喰わねばならない喰わさねばならない買わねばならない払わねばならない
仕事する
コンピュータこの椅 ....
そろそろ 描こうかな 机の上の静物
君が好きだった物
アンモナイトや 深い青色のガラス瓶
ビー ....
とても たいせつだったきみは
ここに どこかからきたのではなく
ここで つくられたのです
おか ....
霧の森をぬけると
朝朱の陽が射し
湖はゼリーで
きらきらと波打っていた
向こう側へ行きた ....
葉ずれから
名前のしらない時間を思い出した
さて、君はだれなんだろう ....
「顔文字で語れば良いじゃないか!」
チャットで流れていく伝説のネタたち惜しさに、思わず立ててみ ....
君が、発した「サヨナラ」に
隠れてた本音を汲み取れず
僕は、ただ「さよなら」と返した
ただ ....
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