寄生虫
エンジニア猿
背中に翼が生えたらきっと
鳥のように空を飛ぶだろう
空を飛べるようになった僕はきっと
自由を感じる事ができるだろう
空を飛ぶ事に飽きた僕はどうなってしまうのか
きっと空を飛ぶ事が自由でない事を知るだろう
いったい僕は何がしたいのか
何を求めるのか何もわかっていないのだ
心が宙に浮いているそんな感じだ
地に足をつける事はリスクでしかない
でも宙に浮いている心は
慢性的に肉体によって蝕まれる
剣山の地面に足を着け
真空の世界で息をしろ
そうすればきっと自由の意味がわかるから
僕は自由に存在する事がわかるから
自由は生きる事だけで勝ち取れるから
自由詩
寄生虫
Copyright
エンジニア猿
2006-09-28 18:33:56
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