まだ あたらしいきみは
吉原 麻

生命いのちる親指の垢なすり付け新たなページアルバムに増え

かすみゆく夕方と夜の隙間の紺ハイライトの箱投げ寄越す君

かろうじて上がった雨が湿シツ運ぶ頬にはりつく髪の感覚


短歌 まだ あたらしいきみは Copyright 吉原 麻 2005-06-12 20:58:52
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