からす、なくように。
吉原 麻
火曜午後喫茶店のコーヒーを猫舌ですくう君の口元
窓枠の銀色のふちと重なった空の灰色二十代の時
さっくりとすすむ静かな五月の
陽
(
ひ
)
自転車こぐ足軽く浮き立つ
短歌
からす、なくように。
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吉原 麻
2005-06-12 18:55:24