独り言6
短角牛

今日は寒いね 温かいものでも作ろう

手作りだからきっと美味しいよ

暑かった昨日のかき氷みたいに

あなたのためだけに使うこの時間が

どこかの偽物にはない価値を生む


過去の歌 響き渡る音

あの頃は素敵で 今は地獄

知ってるあの人は純朴で 知らないあの娘はあばずれ


私は いつも苦笑いで

ここまで 歩いてきたけど

誰かの提灯を持って 

苦笑いで ここまできたけれど


過去の歌 笑い声乗せて

あの頃だけが今の理由になる

知ってるあの人は努力家で 知らないあの娘は七光


過去の歌 耳に届いたら

気持ち良くてきっと 闇を笑う

足跡に意味があるのだと

偽物も本物も それなりに生きている












自由詩 独り言6 Copyright 短角牛 2024-02-25 10:01:24
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