朝の想い
レタス

遠くで暮らすことが
ぼくらにとって
良いことなのか
悪いことなのか
いまはまだわかりません

狂った時計を確かめても
約束の時間が決められません

古いカレンダーに印しを付けても
それは過去に追いやられ
消えていくのです

刻んだ文字列が刃のように襲い
誰かを深く傷つけてしまいます

臆病と言われても△は〇になりません
そして美しい数式にはならないのです

今朝はいつもより苦い珈琲を飲みました

             


                   初出 日本WEB詩人会 2024/2/25


自由詩 朝の想い Copyright レタス 2024-02-25 06:13:11
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