えんばー
若乱



  罪

言葉でくっきり
踏み固められる足跡の罪

配慮は尽くされて…転倒

まちがえた
いってきのぼくじゅう

どこに行く日々
死なないのに続く日々

圧縮しなくちゃ
燃えなくちゃ

踏み倒し続ける僕の
散らばる回収しきれなさに埋もれながら

燃えなくちゃ!
ああ!

言葉でくっきり
踏み固められる足跡の罪


  あーあ

空っぽの心が真空パックされて
カビだらけで放置されてる
誰も気になど止めないし
虫けらを見るような目で踏みつぶしてゆく

ほら
誰も解けない
言語にならない答は
光の中にあるんじゃないの
あなたが潰して無くしたからよ
あーあ

なんて
僕の見える世界など
砂嵐ばかりの雨季を待つ砂漠さぁ…

ちょっと強がって
言った嘘、でした


  美しさ

美しさとは意志である
そのぶれ続ける審目を
意思と時間は固定する

人はその人以上にはなれないが
意思と心は仲良しだ
心は素直に想う

遠くの掴めない「美しい」風景を
見続ける澄んだ瞳が美しさだ
その力みが美しさだ

そのぶれ続ける審目を
意思と時間は固定する


  真善美(無境界)

しんぜんびー!

あのこもこのこも
あなたのやまも
ねこちゃんも
くそむしだって
なんだって

しんぜんびー!
むしょくのひょうか
そらみみのいろづけ
しんぜんびー!


はいっ!
きょうもげんきに…

しん ぜん びー !


自由詩 えんばー Copyright 若乱 2019-01-22 17:53:07
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