虚光
腰国改修

虚光

ここは詩の果て
何もない
荒涼
くらやみ
なのに、
周りがぼんやり見える
光?嘘?嘘の光
死んだかな俺
酸素あり?ここ
音楽は聞こえるな
うん?人の声?
称名念仏に似てる
急に抱え上げられて
俺は
まとわりつく水から出た
やはり、光
本当の光だと
死んだかな、俺
途端に愛に包まれた
なんだ
俺、生まれたんだ


自由詩 虚光 Copyright 腰国改修 2018-10-31 19:50:08
notebook Home 戻る  過去 未来