独りである
ひだかたけし

女の温もりも
家族の団欒も
過ぎてすっかり独りである

風が吹いて
途方に暮れて
確かな予感を持ち独りである

遠くの森のざわめきが
夜空に木霊し未知を紡ぐとき
私はひたすら独りで存る



自由詩 独りである Copyright ひだかたけし 2018-10-31 19:27:13
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