最後の詩
ミナト 螢

枯れ果てながら
忘れられる花は
一年後に咲けば
思い出して貰えるのに

頭の中で回る
ダイヤのような
君の記憶は
何を照らすだろう

新しい道を
歩く人がいて
振り返ることが
無駄だと知った

もう隣には
誰の気配もない

さよならの声を
渡すタイミング
いつまで
ためらっているの


自由詩 最後の詩 Copyright ミナト 螢 2018-09-14 14:54:38
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