半袖
ミナト 螢

少しだけ
冷たくなった風が
両腕の周りで
遊べるように

選んだ半袖を
迷うのもあと
どのくらいかな

素肌を感じる
心地よさを知った
僕の体温は
低いのだけれど

夏の太陽が
燃え尽きた後も

まだあなたの手首を
掴むことができる
鎖のような季節を
始めよう


自由詩 半袖 Copyright ミナト 螢 2018-09-14 17:14:59
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