蝉がなく
八木ヒロマサ

夏に恋して

蝉がなく

一心に

悔いを遺さぬよう

声の限り、

思いのたけを告げるため

夏に恋して

蝉が一心にないている。

命の限り。


自由詩 蝉がなく Copyright 八木ヒロマサ 2018-07-26 19:47:56
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