6月の蘊炎
腰国改修

オンドリヤワォリャカアリャ
アンドレアワーリャカーリャ
遠く離れた石川とエニセイ川
儚暮渡る自転車はアンティーク
ゼンマイを巻き忘れた私は
とんぼとぼと橋渡る
ドレクセイシャラクセイニエタ
ニエタエラビスギニエータコフ
古の武者涌出でこの地から
小さな羽虫が戦闘的に思える
光る源氏走る感じ私は関係ない
皆は残されて必死の棚卸し
ズブローチェウザカロウテレ
ダビスタビータャアレスビタヤ
橋を渡りきって私は叫ぶ
あざとくダンプの行列に紛れ
私の声がエニセイ川を渡る
少女の絶望に火を点けろ


自由詩 6月の蘊炎 Copyright 腰国改修 2018-06-17 13:59:25
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