失 題 (九)
信天翁

雷鳴のように ひびく
原っぱからの子供たちの叫喚
それは 独居している
卒寿のお独りさんにとって
なによりものごちそうになる 
が 
それと同時に気がつくのだ
壁時計の秒針が重たげに 
廻っていることに







自由詩 失 題 (九) Copyright 信天翁 2018-04-02 12:23:09
notebook Home 戻る  過去 未来