結局火星に行きたいけどその前に死ぬ確実にという件
腰国改修

私の趣味嗜好におもねって(変換してくれないのでママ、つうか、おもねる?だっけ?こんな言葉あったよね)、ネットフィリックスさんが、火星関連やら宇宙関連をお薦めですよとのことで先日『エウロパ』という蛸映画を見た。学研的大作『インターステラー』や『宇宙空間でぐるぐる回るやつ(タイトルを失念)』とか話題の宇宙関連は結構見ている。『エウロパ』も低予算映画ばりの進行だったが、やはり寄る年波のせいか人が死ぬシーンは何だかね。故意にああいうのを混ぜて、突っ込む楽しさを関西人から奪おうという魂胆かも知れない。宇宙関連の映画は、もちろん全てがそうじゃないが、ほうっておくとついつい、ちっぽけな人類の大きな命=死ぬ、や、宇宙戦艦ヤマトでも描かれたようなテレビ電話での家族との会話(古代進君はモビット契約機ルームみたいなテレビ電話ルームで砂嵐画像を独り眺めていたっけ)を織り込み、つまり家族愛、それがない人もなんとなく描き、純粋な宇宙関連といえるかどうか、日米問わず地球を救うなど所謂人間ドラマ仕立て。もう少し、なんつうか、リアリティーつうか、ドキュメント的な、ドラマドラマしてない、巧く言えないがナショジオ的つうかBBC制作的な、この際たんたんとしててオチがないようなモノ誰か撮ってくれないだろうか?

作りすぎ、飾りすぎ、といってシンプル過ぎず単純すぎず、あ、でも、雨音や密教の唱え言葉(何だったか今すぐ思い出せない)などの単調なもでも深かったり、やたらダラダラプルーストのように長々していても良かったり評価されたり、映画も、いや、映画や文学や音楽も、デアデビル(デアデビルに関わらず米黒人はアメコミネタが日本人の清張ねた張りに好きなのかなあ)のように焼き直し、今はそんな風にゃ言わないか、リブートだかリメイクだかという状況になってきて、とうとう飽和で、そろそ詩じゃないけど詩みたいな、間違ってエキストリームスポーツ(これであってる?崖ぎりぎりでアイロンかけて堕ちて死ぬのをYouTubeで御披露目みたいな)のようなモノが出てくるのかしら。

文字じゃなくなるのかしら?自作自演の言語や文字で結局AI同士の会話みたいなものが次の文学みたいに、まあいいや、そのまえにどうせ俺死ぬ。はい、おしまい。いやあ、日々何もかもあらゆる自信がなくなっていくけど、その分空を飛べる時間が長くなってきてるよ、ベイビー(ロックンローラーっぽく決して言ってるわけではありませんが、ちょっとした癖で付き合う女性からはきしょいといわれます)。

追記:ドキュメントが好きならドキュメント的な映画を求めずにドキュメンタリー作品を見ろよとか、写真みたいな絵だと感動するなら写真でいいだろうとか、このビデオカメラすごいたくさん高画質の静止画撮れますよとか、このデジカメすごく長時間高画質の動画が撮れますよとかそういうことをふと考えました。数日後どんなものを書いて、ぬけぬけと、けれど密かにそれを『詩』だと思い込んででれでれしているのでしょうか。


散文(批評随筆小説等) 結局火星に行きたいけどその前に死ぬ確実にという件 Copyright 腰国改修 2018-03-31 23:07:48
notebook Home 戻る  過去 未来