水虫ジュク夫「キンタマ王子清輔」
花形新次

今年68歳だ
もうベテラン無職と言っていい

小学2年生のときに
初めて自称詩を書いて
ママンに誉められた
「ジュク夫ちゃん、あなたの自称詩は
何というか、こう・・・とても
勢いがあるような・・・・ないような
リズムがあるような・・・・ないような
す、すごく良いような、そうでもないような
素晴らしいものよ!」

その後旋盤工として
指を2本を切り落とした以外は
これといった問題もなく
一流の自称詩人を目指して
日夜努力してきた

その集大成とも言える自称詩がこれだ

「キンタマ王子清輔」

キンタマ王子清輔は
平成を代表する自称歌人だ
代表的な自称歌集「インキンバトル」は
自身の25年に及ぶインキンとの
激闘の日々を日記のように
毎日歌に詠んだものだ

風呂上がりインキンに塗るピロエース
恥ずかしいから妻に買わせる

インキンに真正面から闘いを挑む姿勢と
でもやっぱり恥ずかしいという
中年男の複雑な心情が描かれている
自称歌集の中でも特に評価が高い一首だ
(以上、Wikipediaから抜粋後ちょこっと修正)

私もキンタマ王子清輔のように
ジュクジュクした水虫のことを
自称詩として残し続けたいと思う



我ながら最高傑作だな、がははは


自由詩 水虫ジュク夫「キンタマ王子清輔」 Copyright 花形新次 2018-02-03 10:18:22
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