浮遊・・・
tamami

透明なスカイブルーの球体を見ている

ダンテの「神曲」を思い浮かべながらそれをみている
スエデンボルグを思い出しながらそれをみている

実に苦しみという感情から考察へ考察から無への移行
更なる考察から夢への移行と静かに澱みなく流れつく

それは段階を経て順番に次に進む一つのスタンプのようにも思える
様々な哀しみや苦しみを経ては考察し一瞬に理解したというよりも
幾つもの段階を経て理解する資格が与えられたかのごとくに許され
理解させられたようにも思える

さあ、それでは次に進もうか
また、次の苦しみが始まりアルパとオメガは繰り返され続いて行く

それらが融合され混じり合いながらステップごとに穏やかに包まれ
消え去っていく。

透明なスカイブルーに包まれた球体を浮遊しつつ眺めている

夢の中でダンテの「神曲」を思いながら・・・
スエデンボルグを思い出しながら・・・


自由詩 浮遊・・・ Copyright tamami 2014-12-24 21:44:34
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