明けない夜はない
ねこ歩き

さあ、ほら、はじめよう
君の夢にまで見た世界
ありえないような正解

間違いだらけの制裁と 受け入れ難い救済を
望む間もなく 僕の胸を撃ち抜く銃弾

僕が故にまた来た世界
味気ないばかりの視界

目の前が 酷く硬い混凝土でも
あるいは 酷く柔い粘土細工でも
埋め尽くすは灰の山 パレットは彩れない

間違いだらけの制裁も 受け入れ難い救済も
望む気などないから さあ、僕の胸を撃ち抜け

さあ、ほら、はじめよう
君の夢にまで見た紅
ありえないような襲来


自由詩 明けない夜はない Copyright ねこ歩き 2013-11-20 22:05:42
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