花びらの荷づくり
あ。

あたたかくなり
さむくなり
三寒四温、
ひたひたと通り過ぎていく


少しずつ少しずつ
軽くなる空気、
匙でもきっとすくい取れないほどの
柔らかさ


季節の帯の端と端を繋げる
何度も何度も
数え切れない繰り返しで
また、やってくる


種だった頃のことは忘れました
これから咲くことが全てです
大事なものはつめこみました


そして、誰かの手をつたって



自由詩 花びらの荷づくり Copyright あ。 2013-03-27 13:13:22
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