「遠くまでつづいてる」
ベンジャミン

きっと と
呟いてから

たぶん と
言いなおす

なんて曖昧な未来に
託すものは遥かに大きくて
そのために何かしら
/dekirukotoha nanndesuka?

言葉って不思議だ
言葉のうえなら可能も不可能も無い
/daradara to ikirukotoha shinaideitai

いつだって、いつまでもとおもい
いつだって、いつまでだとおびえる

だから

きっと と
呟いてから

言いなおす
たぶん と

それがシグナルのようにつづいてる
/shigunaruha sugunaruwakeja nainndayo

永遠があるとしたら
それもまた言葉の中の世界

変換がうまくいかなくて
理想があなたをうめつくしてしまっても
安心してください
現実は冷たくあなたを覚まします

けれどそれは温度ではないですから
まったく凍りついて動けなくなる
/sonnnakotoha naidesukara

だってほら

どんな季節にも
さがせば美しい景色が
けっこう近いところにあるじゃないですか

そんなことがまるで無限であるかのように
やさしくほほえむ刹那に

その刹那とのさかいめから始まるみたいに

ほら
そういう道をえらぶなら

そんな道はどこへでも
行きたいと願う方へ

遠くまでつづいてる
/kitto to ierukuraini dokomademo

それは信じてもいいと思うのです
 


自由詩 「遠くまでつづいてる」 Copyright ベンジャミン 2012-09-25 02:47:24
notebook Home 戻る  過去 未来