三つ葉の幸せ
藤鈴呼

三つ葉かぁ・・・

一つ 幸せ
一つ 真心
一つ 永遠

葉の 一枚 一枚に
何かしら
意味を 添えると したならば

今の あなたは
何て 言うかな

一つは 恋
一つは 愛
一つは 夢

キレイに まとまる 言葉だけ
考えなくても 良いんだね

千切られた 葉は
そこに 虫の往た
証なんだし

枯れ果てた 茎は
湯を くぐって
同化 したんだから

どうか したんだね
なんて
責めなくっても
良いんだもの

ふわり 浮かんだ
三つ葉の下で

味噌色に 染まる汁も
また 一興

お吸い物って言うのは
外で 食べるモンだと

思っていた 訳じゃあ 無いけど
作ったコトが 無かったの
作った 覚えも 無かったの

それでね?
杓文字を
用意したんだわ

くるり と かき回したら
ぱかり って 口を開けたの
あのヒトが

ビックリした 面持ちで
もしかして
桜貝に 恋した時代を
思い出したのかも
知れないわね

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自由詩 三つ葉の幸せ Copyright 藤鈴呼 2012-03-19 00:36:28
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