最初で 最後の ラヴソング
藤鈴呼

こぼれちまえば良かったんだ
叶わぬ 夢なんて

紫煙と 共に 湧き上がる 私怨
昇ったままで 立ち消えること 知らず

かき集めた 思い 胸に
無念だね なんて
何て 上手いこと 言ったのって
自嘲気味の 台詞

だけど---
この続きは 特筆するまでも 無くて
だから 唄う

ありきたりの 思い出 抱えた 
一人の 旅人が
もう一人の 旅人に
出会う 
最初で 最後の ラヴソング

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自由詩 最初で 最後の ラヴソング Copyright 藤鈴呼 2012-03-15 00:26:18
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