*湯気
藤鈴呼

もうちょっと・・・ 待ってて・・・
もうすぐ・・・

僕の言葉を
君に 届けられるから

あの人の 待っててと
私の 待っててと・・・・・・

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あの人への愛情を 必死で傾けていた頃の滴は
今は インド洋にあって

私の 今日の感情は
今日の海へ 静めて 来ました。

静めても 静めても 鎮まらない
そんな 沈殿作用も 容赦しない静かな丘の上に
貴方達の 住む都が 有ります。

もう とっくに 大好きに なってしまったあの土地と
もう 引き返せない 戸惑いを隠した心が
あの場所には 有るんです。

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ごめんなさい。 今日は作詞出来そうに ありません。
何よりも 貴方と 語っていたかった

それは あの人が 私に言ってくれた 言葉でした。
そんな あの人も この桜を 見ているのだろうかと

そして 今日の海は
貴方と見た海と 
つながっていることを 知りました。

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眠たそうな 貴方の声
朝は 低調ゾーンに 突入する 貴方

私は 低血圧では 無いけれど
好きな人間が いなくなってしまうと

低調を通り越して
丁重に なってしまうんです。

血圧さえも 測れない 宇宙の底に 落ちる
その前に。

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仲間を 急激に増やしたのは
私の 「狡さ」 なのかも 知れません。

ただ 足跡だけを 残してしまっているところが
沢山あって

それだけに 胸が 痛むのだけれど

だけど きちんと レスは しようよね・・・
そう 自分に 言い聞かせて・・・

その前に 
「今の思いを つづっておこう・・・」

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「明日も 電話して くれるの?」って

今朝 貴方に モーニングコールをしようかどうか
かなり 迷いました。

何だか 近付いては いけないような 気がして。
私の恐れる週末は そろそろやって来ます。

だけど 昨日 衝動買いをしてしまったから
そして 今日も 遠方まで ドライプをしてしまったから

貴方の街に比べれば とても近いものだけれど
貴方に 誓った

「黙って この部屋の中に居ます。」
果たして 叶えられるかどうか・・・

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久し振りに昼間の食事をした後で
今日は 朝から 米粒を主食とすることが 出来ました。

いつも 目の前にある 甘い甘いチョコレートは
カロリーを 増やすばかりで。

貴方に 袋ごと渡した あの チョコレートが
私のベッドの奥で

今も 泣きそうになりながら 
漂っているんです。

朝の コンビニの のり弁当と コッペパン二つで

やっと 私の 体重は
1キログラムの半分の鼓動を 刻みました。

私の ベスト体重まで 
あともう少し・・・

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そうだ、せっかく 「使用中」じゃなくても
何かしらのメッセージを送れるようになったんだから

君と 同じように
入浴中 とか 「のぞかないでね♪」とか
しておけば 良かった

だけど 君に 話し掛けて欲しかった
心配して 欲しかった

いつも 速攻で レスする僕が いなかったなら
君は どう思うのかなって
ちょっと おもしろ半分の 言い訳

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こうやって 貴方との会話にうもれる。
何よりも 先に

開いた窓の向こうから
温かい湯気が 舞い降りて
私は 綺麗になる。

今 本当に
綺麗に なりたくて。

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自由詩 *湯気 Copyright 藤鈴呼 2010-07-30 16:06:17
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