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眠っているふりをした

王子のキスで目覚める、

姫になりたかったから

もう純粋ではないけれど

それでも私は、

姫になれるんだろうか
親父は定年退職し
母ちゃん専業主婦となり
息子のぼくは半人前

母ちゃん家計簿とにらめっこ
ばあちゃんが払う食費も1万ふえて
なんとかやりくりの日々であります

雨もりがあふれる床
 ....
金魚に エサはあげて おきました

いつもどおり 夕食も 冷蔵庫です

たまには 私にも えさ を ください
まず ごめんなさい

勝手に サイフを 覘いてしまったこと

レシートは 私が預かって おきました

今夜は冷えるので この1000円で 肉まんでも。

おいしい顔が 浮かぶようです。 ....
まずはこちらのショーケースをご覧ください。

数多くの思想が並んでいます。

お好きなものをお買い上げください。

お一人様2点まででお願いします。


そしてこちらの棚をご覧くださ ....
#41

 吐瀉物は
 パッ
 と散って
 花が咲くみたいに
 路上に開いた
 
 深夜
 2時40分



#42

 (大阪弁のイントネーションで)
 ワタシの主食 ....
浪速の三輪かつらぎ号
{ルビ囂々 ....
たぶんノルウェーあたりに
巨大な送風機があって
そこから送りこまれた冷たい風が
君の頬を桃色に染める

わかさぎのエスカベッシュ
南瓜のキッシュ
ハッシュドビーフ
そして食後には
ア ....
毛むくじゃらの父が私を呼び
何か重大な秘密を言いたそうな動きをしていた

沈黙が続き時計が止まる

子供の役目として
父をナイスアシストするつもりで
「その毛は{ルビ人工物=つくりもの} ....
君が今日は晴れているというので半袖で出かけてみたら
激しい雨で視界はおよそ2.5m
同じ空を見ているが
同じ景色は見ていない
そういうことだ

たかが浴槽を満たす体積すら所有していない僕と ....
#31

 帰り道は
 いつも
 悪魔祓いのことで
 頭がいっぱいで

 だから
 しょっちゅう
 道に迷ってしまう



#32

 ことばしか信じない
 ことばにな ....
#21

 真冬になったら
 一緒に海に行こう
 そして
 だれもいない波打ち際で
 足を濡らしながら
 凧揚げしよう



#22

 プリンが
 グシャって崩れる
  ....
#11

 この世でいちばん恐ろしいもの
 それは
 まなざしだ

 まなざしは
 簡単に人を殺す
 意図するとしないとにかかわらず
 交錯したまなざしは
 レーザー光線よりも熱く ....
#01

 だれかが しんでしまった日を
 なぜ 命日 というのでしょうか

 きのうは だれかの命日で
 たぶん きょうも だれかの命日で
 そして あしたもまた だれかの命日です
 ....
目が覚めたら旦那さんが二人いて二人は友達でとても仲が良い。この世では女が一人に旦那が二人、それは当たり前。二人以上は許されない。それは不倫。

どうして3人でできないのかしら?わたしは不思議で仕方 ....
与えられた運命のがっちりつなぎあわせられた糸
ほどこうともがくぼくは

一匹の昆虫としてもぞもぞと眠るだけ

何かしなきゃってわかってる
信じようとしている運命を
それが正しい道 ....
ねえねえ と よびかける妻の声に
ふりかえってみると そこに熊がいて
つぶらな瞳で ぼくを見つめている

月9って何チャンネルだったっけ と
テレビのリモコン片手に熊が訊く

おどろいて ....
傷ついて
しまった者
遠くからみてる
見守っている僕は

傷だらけの朝
まどろんでいる
ねぼけた手つきで
昔を
まさぐって
あんまり欲情しない
大丈夫かな
おんなのこと思う
 ....
インターホンが壊れてしまって
不在票ばかり、溜まってゆく
ドアをノックする手を
誰も持たない


再配達を
今日は頼んだから、
夕暮れにつづく時刻に
言い訳を抱えて
ドアの内側に寄 ....
空は赤い

歩いていても
泣いてなんかいない
恥ずかしいからではない
憂鬱だからでもない
たぶん幸せ者で
その幸せを一歩一歩
ふみにじっていっている

そうして家に帰り
笑いなが ....
乳白色の湯気が勢いよく立ちのぼる
土鍋の底から沸き立つあぶくどもが
我先にと曖昧な螺旋形の魂に姿を変えてゆく

久しぶりね
すいとんなんて

妻はそう言って微笑むが
土鍋から吐き出され ....
俺は犬になりたくない
誰かに仕えたくないんだ
たとえそれが幸せなのだとしても
なりたくない
振る尻尾が無くってよかった


俺は電柱になりたくない
立ち尽くせば宇宙のように包めるのだろ ....
すらすらペンを走らせれば
紙の上にハトを飛ばすこともできる

あるときは灼熱の雪を降らせ
またあるときは凍りついた心も融かす

僕はマジシャン

人の気持ちも思いのままに
不思議と動かす言葉を使う

 ....
3階建ての小さなおうちの
屋上にはたくさんの巨木
桜、こぶし、メタセコイア
もうすでに巨木
ねえいつか潰れてしまうよ
そのいつかは今かもしれないよ
中に入れば階段は細く長く
途中にはたく ....
上町の焦げ臭い定食屋の隅に
加藤が座っていた
何十年も前からここに憑いている

かつてはこの辺りにも産業があった
公僕たちがしなやかな課税に遊ばれ野原をかけめぐっていた
雨音を聞いた俺は外 ....
僕は観ている。  無音量MAX  このくらい部屋の中

今聴いている。   無音量MAX  一人貧乏座り

なにもかも押しつぶしてしまう  無音量MAX  大音量

隙間なく埋め尽くす   ....
わたしのこと
愛してなんかないんでしょう?

帰途につく助手席に
憎しみは騒ぎたつ
さざなみのように

答えのないまま
FMはゆく

たとえばくちびるで
確かめあえたら
あなた ....
夕暮れの 微笑 忘恩の 波
私生活の 凶器が 私の
夕暮れの 真似をした
道化の  やはり
洪水の  模倣にも似た

祈りの  最中で
音が 鳴る
墓石に 虫が たかるように
音が  ....
 刺激の多いこの街では 日替わり定食が大人気だ

 誰かが誰かの噂をする 毎日主人公はかわる

 今日は誰が 王様になるのだろう

 今日は誰が 貧乏くじを引くのだろう

 誰かが ....
雨の夜は大介を思い出す
悲しくて悔しくて
泣いてしまった夜は
ずっと側にいてくれた
大介はわたしを
甘やかさず
突き放しもしないで
絶妙なバランスで
一緒の布団に寝てくれた
そして
 ....
虹村 凌さんの自由詩おすすめリスト(611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- ANNA自由詩2*05-11-6
さといも家族- 服部 剛自由詩22*05-11-5
なぐりがき(今日は遅くなるのですか)- 仲本いす ...自由詩2*05-11-4
なぐりがき(そっとサイフの中へ)- 仲本いす ...自由詩2*05-11-4
アイデンティティーショップ- ブルース ...自由詩805-11-4
フラグメンツ_#41〜50- 大覚アキ ...自由詩4*05-11-3
浪速の三輪車- あおば自由詩5*05-11-3
ノヴェンバー・ステップス- 大覚アキ ...自由詩1005-11-2
毛むくじゃら- F (from send ...自由詩2*05-11-2
THE_WORLD_IS_WIDE- F (from send ...自由詩3*05-11-1
フラグメンツ_#31〜40- 大覚アキ ...自由詩8+05-10-28
フラグメンツ_#21〜30- 大覚アキ ...自由詩305-10-28
フラグメンツ_#11〜20- 大覚アキ ...自由詩6+05-10-27
フラグメンツ_#01〜10- 大覚アキ ...自由詩4*05-10-27
長い夕暮れ- チアーヌ自由詩605-10-25
恋虫- 石川和広自由詩11*05-10-24
くまつま- 大覚アキ ...自由詩1105-10-21
夜は少しやさしい- 石川和広自由詩9*05-10-20
過去の届く午後- 望月 ゆ ...自由詩40*05-10-17
そんな日- 石川和広自由詩6*05-10-16
すいとんエクトプラズム- 大覚アキ ...自由詩4*05-10-13
石川になりたくない- 自由詩305-10-12
マジシャンの憂鬱- ベンジャ ...自由詩6*05-10-12
屋上の巨木- チアーヌ自由詩305-10-7
ある定食屋で- 不老産兄 ...自由詩1005-10-3
無音量MAX- なすたろ ...自由詩105-9-9
76.6MHz_FM- umineko自由詩6*05-9-9
夕暮れの凶器- 奥津強自由詩605-9-9
日替わり定食- 炭本 樹 ...自由詩405-9-9
クールな大介- チアーヌ自由詩1105-9-8

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