猫へ捧ぐ
朧月

通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で

みなけりゃいいのに
毎日それをみる
毎日

しんでいるなあとおもったり
ごめんなあとおもったり
なんともおもわなかったり

でもやっぱり
めをそらせないでいる
だれもが
しぬんだとおもっているから


自由詩 猫へ捧ぐ Copyright 朧月 2015-08-30 21:19:45
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