その
かんざしから
ふとももから
くしゅから
つけまから

れいざーびーむ


やえば

えくぼ
から

れいざーびーむ



うなじ

けんこ ....
お義母さんから昨日メールがあった
ここ2・3日夏が惜しんで最期の力を振り絞っているから体調大丈夫とのこと

 若くして最愛の伴侶を亡くしながら 女手一つであの人を
 逞しくそして優しく育て上げ ....
沈黙に支配された世界
太陽系を少しハミ出したところでボイジャーは動きを止めていた 。
joshu は船のピットを開き静かにボイジャーを回収する 。
様々な塵や宇宙放射線を浴び続けながらじ ....
この夏を共になんとか生き延びて ずしりと重い冬瓜を買う

唐辛子 束ねて売れば店先が花屋になった花屋であった

セルリーがしなびて見切り三十円 手にとればもう戻せなくなる

無花果の星型に ....
  集会にいざなう

駆けてくる、駆けてくる
秋の並木道
娘の姿はくっきり
われらの車に乗るため

次の週も、次の週も
同じ並木道
娘は可愛ゆげに
カバン持ち駆けてくる
(ちょっと聞いて
)大き過ぎて潰せないのが資本主義なら大きければなんでも許されるのも資本主義でしょ?
痒いわ
(え 、違うの ?
)はやく鶴を折れよ(笑)

大きければ確か ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
                130909



緊急ブレーキの軋む音
大災害でも大活躍した
気の好い
エアーポンプの劣情を促す
黄緑色の青春VS赤黒の想念も
形を得て
型を得て ....
二枚目と三枚目を繰り返すあいつ
独自のその衒う6フィートの天才
いつもダンクシュートの鳴神が木霊する

 惚れてたまるか5フィート6インチとヒールつきの上から目線で
 こっちだって バスケで ....
 
 
アパートに似た生き物が
背中を掻いている
古い窓を開ければ子供の声が聞こえ
秋の風も入るようになった

父が死に
母が死に
君は僕と同じ籍にいたくないと言った
もう昔みたい ....
引越しが落ちついて
さあどこかに食べに行こうという算段になり
歩いていける距離といえば
とんかつかフランス料理風か喫茶店かお好み焼きだった

「お好み焼きアキちゃん」は
とびきりの笑顔のふ ....
哀切という音を見送る 九月の蝉声 あれはハーメルンの笛だろうか 湖に街の模様が映り込む見比べるように見つめる子供

成長が早い子供は逞しい夢と希望が膨らむばかり

海の家人の流れが止まらない賑やかな声秋に届かず

美しい声美しい顔をして小さな店を繁盛さ ....
わからないことにうなづく白露のひ 玄関の隅に蜘蛛の巣がある
大きな蚊の死骸が かかっている

ほうきではらい 外に掃く
小さな蜘蛛が逃げる

朝の外気が 玄関から流れ込む
蚊の死骸は やがて蟻に運ばれるだろうか

巣 ....
緑ちゃんは
アイスコーヒーを飲んでいる
ガムシロップを3つも入れる

緑ちゃんは
今日もひとりで喋っている
なにかいいことがあったのか
今日はいつもより少しだけ饒舌だ

隣に座ってい ....
愛する人を見つけては

期待が裏切られたと

不貞腐れます


また愛する人を見つけては

また期待が裏切られたと

また不貞腐れます



でも大丈夫


いつか ....
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる

2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する

(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ....
屋根を叩く雨がやみ
木の葉の触れ合う音に換わる

近くで車のドアが閉まり
ガレージのシャッターが
じわじわと上がる

子どもたちが
何か言い合いながら通る
窓があいているので
はっ ....
秋雨前線が
垂れ下がった
ベランダの
とある午後に

室外機が
押し黙った
ベランダの
とある挟間に

アブラゼミが
ひとつ
転がっていた

季節の掌から
垂直落下し ....
               130906




五重にお取り下さい
と聞こえたので
5枚頂いたところ
白い目で睨まれた
翌日は
 ....
茄子紺に染めてあなたのまわしなら俵踏みしめ恋尽きるまで

長茄子の紫の花何気なく紫紺に染める我が実知ってか

茄子は「成す」花の数だけ実をつけてしあわせになる畦のあなたと

足りないのあな ....
ゆれるかげは
やがて裸になることを口約する
樹木の些細な手ぶりと
厳粛な黙秘

光の構図は
下書きのまま刷新され
不可視の層を成し
風を生み、流体になる

渡航する小葉に
あなた ....
あたたかい飲み物が
親切に感じる朝

みえない壁をよじのぼり
今日をこえる自分を想う

いくしかないよ
今朝咲いた花が羽のようにみえる
ある所に六本指の女がいた
小指の横に不様な枝のよう
けれど女はピアノを愛した
弾けもせぬ楽器を愛した
美しい爪をして
ハープの弦の為にあるような
水晶の爪だった

鳥が飛ぶ
ガラスの ....
湿る土を体育座りの
月はひとつできみはいない
頬をきる高い緑の草が痛くて
ここはどこだろう
握りしめる切符
大きくて体温のある動物の
おなかでねむってしまいたい
今晩くらいは ....
某サイトに投稿されたリンネ氏の作品「kは家に帰るまでの道のりを知っていたが」は、奇怪な読み物だ。しかし読み込めばおもしろい作品には違いないし、現代版草枕の冒頭を思わせてしまうようなユニークさを醸し ....  九月の雨


今日は雨降り
九月に入って初めてだ
小雨から本降りになると
コーヒーショップの窓の外を
アノマロカリスが泳ぎ始めた
カンブリア紀の海棲生物だ
雨足がさらに増してゆ ....
              130903
ほい!
無防備のままに
投げ出された女の主体を
無自覚に踵で踏んづける
宿命的に対立の朝
鈍い目をした顔だけの男は
足音も立てずに目を背ける
 ....
女は髪が長いのが好みさ
古風なんて問答無用
理由なんて天に預けている
触覚は長けている 有利冥利

 鎧髪

鎖骨程の肉づき 皮膚から香るものは 人情と情愛
女騎の姿は風景に去る 余韻 ....
るるりらさんのおすすめリスト(6718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小娘- AB(な ...自由詩4*13-9-14
お義母さん- 朝焼彩茜 ...自由詩15*13-9-14
アース_ミッション_3- アラガイ ...自由詩2*13-9-13
冬瓜を買う- そらの珊 ...短歌1113-9-13
_集会にいざなう- 生田 稔自由詩213-9-13
紙本主義- アラガイ ...自由詩3*13-9-13
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10
青黄黒緑赤- あおば自由詩5*13-9-10
あいつは美男子- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-9-9
電話- たもつ自由詩2313-9-9
アキちゃん- そらの珊 ...自由詩20*13-9-9
九月の蝉- そらの珊 ...短歌813-9-9
美しい声美しい顔- 夏川ゆう短歌313-9-9
わからないことにうなづく白露のひ- 北大路京 ...俳句513-9-9
巣編み- 砂木自由詩13*13-9-9
緑ちゃん- 栗山透自由詩6*13-9-8
大丈夫- キダタカ ...自由詩1213-9-8
東京2020- umineko自由詩16*13-9-8
秋の音_(詩人サークル「群青」9月のお題「音」から)- Lucy自由詩7*13-9-8
夏の欠片- nonya自由詩17*13-9-7
ご自由にお取りください- あおば自由詩16*13-9-6
茄子紺のひと- たま短歌26*13-9-6
あわい- sample自由詩5*13-9-5
羽のある花- 朧月自由詩713-9-5
六本指の女- salco自由詩13*13-9-4
ruler- しもつき ...自由詩18+*13-9-4
リンネ氏の作品によせて- アラガイ ...散文(批評 ...2*13-9-4
九月の雨/赤トンボ- 壮佑自由詩25*13-9-3
羽矢と霧矢- あおば自由詩8*13-9-3
鎧髪と鬣- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-2

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