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こんなことを打ち明けるのは大変恥ずかしいが
胃の中にはゴリラみたいなのが畳んで埋め込まれている
元党首が引退を決意したときに埋められた
その着ぐるみの中にはもちろん
当事のままの姿で党首が入っ ....
ああー
生きていることに壮絶な絶望を持ってきて
チェルシーを食う
地図は
東京に何本も線が引かれて
みんな首を吊っている
電車は人を轢かない
夕暮れはかすり傷に優しい
珍しい歌を歌って ....
病的な横隔膜
正しくは鯨幕
正直者は死ね
彼ならほとばしる
自白は自明な白
どうやらシロのようだ
名簿も真っ白なまま
ああ誰かぼくの名前に
やまいだれを足してくれたら!

胸がつぶ ....
暑いから上着を脱ぎたいのと言って
見た目よりも重たいカバンを僕にわたす

君は少し地面から浮いたような身軽さで
肩を揺らして笑っている

僕が冗談をとばすたびに
うまいね!うまいね!と言う君は

カバ ....
彼女はギターを持って立ち上がり
老婆のような輝きで歌い始める
照明を受けた喉元に浮き上がった大きな
二本の筋は遮光カーテンのように波打ち
目じりに通じる無数のしわから生まれた笑顔が
若さとい ....
誕生日を祝う前に
あなたがどんな詩を書こうが
興味も無いんだと伝えたい

あなたがわたしに興味がないように
わたしもあなたに興味がないんだ

あなたの詩を確認するよりも
あなたの死を確 ....
特に言いたいのは
皆がこう集まり気にし合っている事なんで

そこで矢張り社会の回りを感じる訳で、
良いんでしょうけどね。

ほらルールがないのが良いってのもルールだから

守ってる方は ....
風の始まりは
そんな熱の高まりからだと知っている

草笛を吹きながら
その始まりに立っている

(草原は静かに燃える)

気流に運ばれてゆく草の音は
枯れ色の野を赤く染めながら
や ....
きもちとか
こころとか
せかいとか
いのちとか
それからあいとか
まちがっても
ことばでは
いえないようなこと

ひとつの花のうつくしさを
つたえることばは
つねにたりな ....
笑っているバカ男と
笑ってないバカ男

右手ではしを持つバカ男と
左手でちゃわんを持つバカ男

プランターにラクダの名前をつけようとするバカ男と
ささみと胸肉のあたりでいつもうっ ....
ああ、またここから、始まる

無意識にながれる所作に
ときどき
生まれる、感覚
蛇口をいきおいよくひねり
じょうろへと水を注ぐ
そんな、とき

朝が、
おとといよりも
昨日よりも ....
あの子が私の為に林檎の皮を剥く
くるくると細く長く
細く長い指で

それはやっぱり途切れずに
あたしに笑いかける

林檎の皮を最後まで切らずに
くるくると剥けるあの子
を ....
もと
もとの
つきの



らら



もと
もとの


もとの
つきの



らら



おらはいつかむかしのすみよいごみすてばさぬけて



 ....
天動説の子どもが増えてるらしいのですが
それはまったく自然なことです

地球が回っているのだとしても朝が来るのは退屈なのですから
僕はお布団で魚になって
箱舟に乗ったかあさんとはなしをします ....
「P− − − ...    
               
               
    」          
               
              「 ....
  あれから、もう何年経ってしまったのか
  思い出したくないような そんな気持ちで
  今を生きていることを 許してください。
 
 *********************



 ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて 
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひろがってゆく
東のかなたの
さそりの心臓は自ら発火し
そのきらめきは引き出しの奥で眠るルビー
 ....
その言葉の向かう直線の上に
その声の落ちてくるはずの場所に
ミットを構えた僕は腰を下ろしてずっと待っているのに
いつでもあなた以外から放出された
屈折した光線だけがこの胸をウチュウ
に拡がり ....
感情の糸をわたる指先は
安いヴァイオリンのように響いて
逆立つ髪を宥めれば
傾いた首の方へ流れてゆく


(鼓膜を抜けて届いた先には
 やわらかいあなたがまるまっている)


明滅 ....
第四コーナーをまがると
運命が点灯する

自分探しの旅にでた若者達の
詰まるところ普通の範疇に収まる模様

天蓋桜の花びらの
四隅をしっかりと切り取る

三日月の刃先は
いつでも陽 ....
それから人びとは浜辺にゆっくりと集まって
きた。ぬめぬめした、軟体動物のような朝、
塩辛い希望を胸の前に抱えて持ち、人びとは
次から次へと、前の扉から次の出口へと、通
りぬけるように浜辺に集ま ....
心臓に届きそうな言葉を下さい

まっすぐだけが納得させる
曖昧さが神経を麻痺させて

ぬるい方へとそっと導かれてしまうから

心臓へ

まっすぐ届く言葉が欲しい

悲しい夜だけが ....
ぽおん、ぽおん、と、バスケットボールを畳の上に寝転がりながら、
両手の掌で適度に弾みをつけ、天井に当たらない様に何度も放り投げている。

僕は、何よりもこの空虚な時間が好きだ。

そ ....
静かな呼吸から寝息へ
移ろいは 深い罪
霧のように


夜の霧 深すぎて
そこは天国ではなく寺院ではなく
神社ではなく教会ではない
誰も手を触れることない
水滴は 都会の電 ....
悲しい青の中で目覚めるのが好きだった

そっと空を見上げると
つぶつぶの青から落ちてくる小さな光が
こんないとおしいって
涙の青 深緑に変わる私の膝の上で
空耳だったといっ ....
許したと思っていたことを
許せてなかった
忘れてしまったと思っていたのに
忘れられなかった


台所で
風呂で

ふっとひとりになる
重ねてゆく日々の小さな落とし穴のような ....
真っ白
頭の中

言葉になるだろうことが
あるはずだけど

たとえば
あなたを心から愛しているとか
あなたを心底、憎んでいるとか

でも
それは
「ヴィンテージカー専門ショップ ....
感情というものは
外に現れようとする衝動ですから
奥歯で
ギリギリと音を立てれば
痛そうに響くもの
すべて捨ててしまったと
言う人は
一つ何かが増えるたび
ただ恐ろしく感じます
何か ....
ふと気が付いたら もう2日もシャワー浴びてねぇんだな
頭痒い痒い痒い がりがりがりがり

がりがり勉強なんてしてませんよ 全くもってしてません
ごめんなさい父さん母さん 最低ラインに俺は立って ....
アンドロメダの人よ


時折、
喧騒が吹き過ぎた
ほんのつかの間に
あなたの姿が
淡く とどきます

ともすれば
見落としてしまいそうな
線は
星星をつなぎながら
のびて、の ....
石川和広さんの自由詩おすすめリスト(745)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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