すべてのおすすめ
新聞縛るために買ってきた紙紐を
首に巻く
ぎり ときしむ
苦しがる顔を見たいだけだから
すぐゆるめて
とっとと消えな
とうそぶこうとして
やめる

感情なんて要らない
悲鳴も聞きた ....
夢の中で川を下ったのと云ったら
ああそうなんだきみも下ったのかと
あのかたは云ったのだけれど
そういうあのかたは
夢の中で川を下ったことなどないのだと
わたしは知っていた

ほんとうのこ ....
たろうを眺めるたびに
こそばゆくなる
こそばゆい
こそばゆい
こそばゆい

くうらんの何にも入っていないあそこから
押し寄せる
大群
真っ赤な

のわたし

たろうを眺める ....
ああ
かみさまはいるのだ、と
思った
そんな夜の話をしてあげる

雲をつんざく、青
無尽に動く、光
まっすぐ、
ひたすらまっすぐな、光
それから逃れるため
走った

(まっすぐ ....
きみ
図鑑にのってるよ
知ってるかい

きみだけじゃない
ぼくも
きみの、
ぼくの、
おとうさんも
おかあさんも
きみの赤ちゃんも

さっき
赤ちゃんの手の甲をペロリとなめた ....
茫然としています
断たれたものは暖流です
亡霊ではありませんが
足はどこにもないようです
手紙を書きました
円い手紙です
噛みつぶしたひとさしゆびから
したたるもので書きました
あなた ....
奇怪な生物が群れ泳ぐ
微細な海で
きみは自在にはねまわる

ぼくはきみをすりつぶす
人差し指の先っちょで

ぼくと君のあいだにある
屈曲率が
あんまり悲しいので




( ....
    今隣の部屋にいてFMを聴いてる

    時々声を掛けてくるので

    適当に

    「そうか」とか「どやろな〜」とかって

    さみしく無い程度に

     ....
僕には幽霊が憑いてる
見える?
右斜め後ろ約2メートル

こいつ
いちいち
格好良く見える角度で写真に写るんだ
歩くごとに
一枚ずつ
カードを捲っていく

高い数字を
待ち望んでいた

のに

ジョーカーをひいた



今の僕には

使い方が解らない
ポケットの中は未明
取り出すほどの時間でもなく
今日は雨が降っている


最近降り続いた雨は
最後まで雪にはならなかった
そして僕は冷えた手を
ポケットの中にもぐりこませる
 ....
雪が
自由にしてくれると言うの
で歩き出すと

なみだが

サクサク落ち

みみやはながぼとぼと落ち

ゆびなどもぽろぽろぽろぽろ落ちて

振り返ると
うでもあしも全部
 ....
ちいさなときからいつも
あなたはいました

呼びかけたことも
あったように思います

部活をさぼって
学校の裏の給水塔から
校庭をみおろしていたときも

みんなが塾に行ってしまうの ....
打ってスコーンとファー フェイク ファー
とか言ってからかってたらホントだった
仕方なくサイゼリヤに行った深夜の出来事

大学通ってんの私
一応頭はいいんだから
ほら あの有名な大学
を ....
鋼鉄の透明な 透明の鋼鉄な 鋼鉄の透明な 
ドナスタークな鋼鉄の

透明の透明な あらゆる意味での 
灰を く 炊ぁく

包まれて幸せならば 苦を繰る 種に 
浴シン 散ぃる

ベル ....
私の存在が
私との思い出が
時に
あなたの重荷に
なってしまうかもしれない

だから
あなたが軽やかに歩けるように
いつも
初めて会った日のように
少しだけ離れてついていこう
華奢で薄っぺらな皮膜
穴だらけの軽い骨
重い脳髄を容れるには向かない
貝殻のように脆い頭蓋

骨と皮だけの
しかし巨大な翼竜
ケツァルコアトルスは

ほんのわずか風が強くなると
も ....
昔の紙飛行機を見つけたよ
不思議な文字が書いてあった
それはそれはびっしりだった
ここの野原のようだった



黒い服を好いてたひとが
白くて不安なちいさなこ
すべてがあふれ ....
どんよりとした激しいスピードで
こみ上げてくる感情
今夜もう少しで落っことすところだった
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる
だから昨日の男の子と
今日の男の子が違っていたって
 ....
上ったら、下る、上っては、
下る、彼らが散らかっている、彼らの街で
折れてひざまずいた巨人が、ほろほろと朽ちてゆく


それは、もうずっと歩道橋に見えている
或いはそれは、もう ....
二枚貝の裂け目から
たくさんの血とともに
ユーモアのある満月が
6つ産まれた
君がそれを食べちゃったんだから
君がもう一度
産まれなくてはならないのに
あのお爺さんは
そんなこと気付き ....
夜空の端で光る
冬のあいだ
君はシリウスの子供になる


かじかんだ手をポケットに入れて
足許だけを見て歩く
冬は嫌い
冬は嫌いだよ、寒いからさ
呟きながら
夏の海や{ルビ茅蜩 ....
晴れ、のち
そこで途切れてしまったので
新聞をひらいてみるけれど
晴れ、のち
そこから先が空欄になってしまう
捜索願
明日の空模様はどのあたりで行方不明でしょう


夜中
日付を越 ....
×の立つ地が孤島になる
×の抒情は盗品の骨董品
鬼よ!私を刻む線よ!
赤ed空tic-Lは幾枚もの殻
浮かぶa Cardは不夜嬢を落とす
lipの一手、我々を分かつ焦燥よ!
炭酸に沈むギタ ....
夜に希望が見えても

朝には消えている

そんな生活に

いきなり

太陽が僕を照らしたのか

それとも

君が僕に微笑んだのか

僕の一日は

とても

 ....
もしもきみが

きみのぜんぶを

すきじゃなくても

それはあたりまえのこと


だってぜんぶは

だれにも

みえないんだから
夜のレモン。
堤防の上で君と、レモンと

夜のレモン。
夜のレモンを齧る、少し寒くなってきた。

夜のレモン、なぜこんなにも、ごつごつと、緑色で、
死体のまぶたのような、ぶ厚い皮でおおわ ....
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
彼女の尻にささった巻き貝が
彼女を内側から照らす
ああ なんて明るい尻
なんて暖かそうな腹だ
そうして彼女は一個の
ジャンヌ・ダルク風キャンドルとなって
僕をも照らし
慰める
石川和広さんの自由詩おすすめリスト(745)
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