すべてのおすすめ
僕は若い頃買った
ギターを売り払った オークションで
弾かなくなったから もう
邪魔だった
それから 売った
スノーボードも
僕は あいつを 思い出した
昔の 素敵な 友達を ....
働かないひとがいる
働かないのをいいことに
働くひとが
働いている最中に
集団的自衛権について
ネットに批判的な
書き込みをしている
お前らに
余計な金使うくらいなら
核武装に使うわ ....
復讐は終わった
肺腑をえぐる愛は続く
青空がただ輝く
睫毛にともる光の屑が
眩しい
昨日、
私がよんだ詩は
孤独についてかかれていた
言葉のひとつひとつが粉々に砕け散り
闇の渦に吸い込まれ乱反射していた
それは
孤独であり希望であった
ある光であった
今日、
私 ....
ひとりでいるけど
さみしくないの
こどもはおれにきくけど
おとなはだまってる
一人ぼっちはさみしーけど
ねむい時はさみしーぐらいがいいんだ
しぬのはこわい
いきるのはつらい
....
殺意は純化する
狂暴な血で贖うのが私の務め
遇いたい
あの人に遇いたい
あなたが生きてることは希望でもあり絶望でもあり。
おそらく二度と会うこともなく
お互いいつの間にか死ぬことになるでしょう。
昨日会えなかったし、明日も会えない。
それぞれ勝手な人生を送り
....
孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ
罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
八月、湿り気に膨らんだ夕暮れどき
片田舎の駅に停まった盆の列車は
沢山の人いきれと垢の臭いと
目には見えない透明な虫とを一緒くたに載せて
間もなく動き出そうとし ....
ルノアールで珈琲を飲む
革張りの椅子に座り
香りを楽しむ
入っては出て
出ては入ってくる
人を眺めながら来し方行く末を思う
大学生のころ
通っていた喫茶店はルノアール
だったか ....
{引用=
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ
――だから言いたいわけですよ。こう。
――特アはそれを愛と呼ぶんです。
テレビの中に多額の賄賂が渡ったら
君の目の前で家ごと帳簿燃やすのさ
そ ....
僕は何も知らないという事実だけが
僕には 理解できる事実なのかも知れなかった
早朝の街のビルの影をたどっていく
遠い過去の自分の姿だけがやけにはっきりとしていた
それは 一体 なぜだろう
....
人間にとって
もっとも厄介なのは人間なので
人間は人間という奴を
最も遠ざけようとする
それで皆、処女と童貞ばかりになる
そして家でモニターを見て
ずっと好きな夢を見るんだ
....
指紋と同じように
文紋と言うものが存在するとしたら
俺の文紋がべたべたとくっついた文言を並べるのは
心苦しい
灰で洗われた鋼鉄のように
そのようにありたい
思い出の箱を
春の野に
夏の朝に
秋の鳥に
冬の霰に隠してる
栗鼠のように
大切な食料
びっくり箱のように
色彩が溢れないように
暗証番号つける
秘密のファイルのように ....
特殊なことは何一つできない。
でも、出来ることはやろう。
当たり前にやろう。
呼吸して吐いて、太陽の光浴びて、雨に濡れて、
あまり不摂生しないで、親に尊厳を感じて、
....
“恋心なんて、とうに忘れた”
なんて
強がらないでください
恋って
いいものですよ
人を好きになる
それは
自分を好きになることに繋がっていくから
忘れないでくださ ....
ある日
おもい扉の
無言に背をむけ
行くへのない
路線バスにのって
靴をながめ
芋虫のような地下鉄と
真昼の亡霊たちの
ガランとした電車にゆられて
未来をあきらめ
だれ ....
皆 やんややんやとなる
ネガティブな言葉は封印され
予定調和的な空気が充満する
皆 表に見えるところは曇っていない
しかし心の奥は恐れおののいている
円を描いて座っている いびつな円
....
こどもの頃からだ
ひとに相談なんてしたことがなかった
可愛いげもなかった
しても仕方がないと分かっていた
こころに届いてくるものなどなかった
見当違いのスコップで
....
あなたの詩ください
あなたの生きている詩ください
死んでいる詩でもいいから
わたし、外側からぶち当てられて
その作用でしか動けません ....
今日も一日がんばった
今日も一日さみしかった
今日も一日さまよった
はやく疲れてしまいたい
はやく擦り切れてしまいたい
はやくかすれてしまいたいんだ
夕暮れが夜 ....
我々が過去を振り返り
未来に向かって足踏みするのは
何故だろう?
人はリスクを恐れる、という
だがそもそも生きている事自体が
一つのリスクではないだろうか?
我々は ....
詩は宿命と共に在る
もし、君に何の宿命も無ければ
君が日常の雑事と欲望に埋もれているならば
君から詩は生まれないということになる
日常の中で、人と違う痛みを感じなければ
....
こうやってバスに乗って
流れる風景を見ていると
自らの来し方が思い出される
私はこれで良かったのだと
今は心からそう思える
私は行ける所まで行った
何も悔いはない
今の平穏な生活があるの ....
こたつ みたいな
おでん みたいな
シチューだったり
ショートケーキだったり
甘かったり優しかったり
あったかかったり
あなたとの時間
大切
な思い出
人の決めごと
生まれ ....
ああいう生き方もあるのだろう
庇護を受けているものたちが
庇護する側を恫喝している
庇護する側の博愛につけ込んだ生き方
ああいう生き方もあるのだろう
庇護する側の人の ....
気付きもしなかった寒さが
心を貫く
お前
そこに一人で
平気なの
砂漠を凍らした夜風が
鼻をツンとさせた
まだ今日も終わらない
この夜は今
始まったばかり
一人のベ ....
遠い闇よ
夜の闇よ
お前の太鼓を鳴らせ
・・・言葉はいつも途切れて
俺の歯はボロボロだ
遠い闇よ
夜の闇よ
お前達の歯形自身をきっちり合わせ
この世の中 ....
惰性で回る生活を強要され、不本意な人生を過ごすくらいなら、未​だ見たことのない清澄なる山の頂きや猛々しく荒れる海や轟音轟く​大滝、何時果てるともなく流れる大河を間近に見る旅をし ....
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