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川の舞い
いともあっさりひとつぶの
たそがれ色の蜜柑を呑み込む
爪をみる
ふるえる瞳はなに思い
私の夜に怯えているのか
夢をみる
悲しいキウイはすっぱくて
ハンバーガーには必須 ....
繰り返す月の宴の新月に
死者に呼ばれる女郎花(おみなえし)咲く
鏡という悲劇をうつす斜めから
なんど斬っても残らない傷
虚ろな眼春の終わりに死ぬ虫が
浮かんで落ちる写真を撮っ ....
幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏
木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう
遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪
ふく ....