廻航したい季節
カワシロ
幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏
木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう
遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪
ふくふくとソラマメ煮る音春月に吸われて弁当箱は軽いね
短歌
廻航したい季節
Copyright
カワシロ
2010-09-27 12:22:41
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