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○月✕日
今日も駅の伝言板には何もない

無人駅の清掃員である私は、日々をつつましく地味なものとして過ごしていた

今日も今日とて、粛々と退勤時間を迎えようとしていたのだが、そんな私のもとへ ....
行間のしろいまぶたが
きんいろに開かれてゆくことがある、としたら
白百合を青い糸で綴じたのは余計な悪戯だったでしょう

木の陰に残された小人の足跡
そこにも宇宙にも
数え切れないほどの静寂 ....
鉱石のカタチに眠りを刻んだ空と空を
葉桜の枝が、受けとめる

おぼつかない片手で
時計を読むようにして
枝と枝の間の
石英を拾うようにして
いつもの仕草が
似合わない

薄 ....
山人さんの渚鳥さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無人駅で- 渚鳥散文(批評 ...4*21-6-25
虚構- 渚鳥自由詩12*18-5-10
さいわいなひ- 渚鳥自由詩3*18-5-2

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