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青空には
嘘だってとけている

綺麗だとおもったのなら/君が
手を伸ばせばいい

逃げたいのなら
真一文字に切り開け
この空を
真ん中を

こぼれた光りに
僕も吸い込まれよう
 ....
五十音を並べ替え
キモチはあらわになりますか
だれのものでもない文字は
私のものでもないけれど

心の模様を
伝える手段をもたない鳥は
とぶだけ
とんで
ひっそりと鳴く
空の横顔を
私たちはながめている

空はいそいでいるから
いつだって横顔

髪がさらさら雲になり
息がたなびく風になり
通りすぎたあとは
しっとりと夜になる

なにも言わぬ横顔の ....
小さな単位ではかる
それは大きなねがい
みんなねがってる
みんなのしあわせ

方法がちがうと
肌触りがかわって
認めたくないよな気がするね
それでも
同じ方向をむいていたいね

 ....
ぷちんぷちん
はじかれた心だけ飛んでけ
種だって遠くへ
飛ぶから命はつながる


いらないものいかせるかもって
君はフリマとかだいすきで
持ってった分より
持ち帰る方が楽しみみたい
 ....
素直になろうかな

そう思ったとたん
外はひんやり気味の太陽

やっぱり無理
咲いている紫の花を
ながめてそう思う

凛とたつ
それはむずかしいことでもあり
そっけなくゆらゆら
 ....
君が教えてくれた
僕はねじれていると
苦しそうに身をよじる
君の姿は

細いけど強いもじ
いっぽんのもじ

人はひとり苦しんで
ねじれてゆくうち
いっぽんのもじになり
想いを奏で ....
今日のすきまに
ぎりぎりにすべりこませる
あなたへの想い

ワスレタクナイ
それは自分のためかもしれない

六月梅雨空
まとわりつく 水の気配を
あなたにたとえて
一人じゃない夜と ....
静かになりすぎて
困った私は大きな
はさみで夜を切ってゆきます

ぺらりとめくれば
昼間の太陽があって
すみませんが音くださいと
お辞儀をしてもらうの

太陽だって別に悪気はなくてね ....
歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか?と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒 ....
恋してる人は
ばかみたいに熱がある

直射日光みたいに直視できない

強になってる暖房機みたい

恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ....
こんなに雨がふっても
それでも空は知らん顔なんだ
雨のすきまをぬって
空へのぼってやりたい

つきぬけた空は
がらんどうの広場なんだろう
だあれもいないかわりに
なんにも響くことはない ....
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう

目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね

ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ....
朝に星の欠片をみつける
きらきらそれが太陽のこであっても

緑もひかる
風もひかる

あなたにみえる風のひかりを
あなたの目を借りて私もみたい

幼児が両手を伸ばして歩くのは
風が ....
ぐんぐん ぐんぐん上昇していって
ふわん
平行になる
それが夜です

空はくろなのに
ところどころオレンジ
それが夜です

両手を静かに大きくひろげた
女神がいるよな
それが夜で ....
君の胸のドアをこじあけ
わたしが眠るスペースをつくる
何度も何度もふみならして
あなたがなにもいわないうちに
丸くなって眠る

あなたの温もりと
私の体温がとけあって
ひとつになればい ....
言葉には温度があって
軽々しかったり 重々しかったり
しらじらしかったりするという

かき言葉に
それだけの意味を私が込めたとして
どの線からもそれは滲んではこない

私の指から離れた ....
文字に手をかけて
広げてゆこうとするけれど
かたくてとても広がらないから
あきらめそう

旅にでたくて
背伸びしていた

わたしの中に
あるはずのない世界に
わたしはいない

 ....
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする

あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です

汗がひたいに ....
私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます

広げたら戻れない
そんな心配ばかり

ぺららぺらら
羽ばたきたくて

なんにも書いてないって
みんないうけど
 ....
右足の次は
左足だなんて
それって当り前なのか?

信号機がとまって
水もでなくって
それって異常なことなのか?

当然だって思ってて
それが違ってて
あわてふためいてひっくり返っ ....
母が買ってきた食器を
祖母は押し入れにしまう
母はそれに気づいて
いるがなにも言わない

祖母はかちゃりとも音を
させずに食器を移動させる
祖母の顔は真っ白で
太陽の匂いもしない

 ....
今日私は
めちゃくちゃ疲れているので

あかん という言葉を
十数個つかい
あなたからいろんなものを吸い取ろう

眠る前に忘れてはいけないことは

オール電化の時代ですよ 
と書か ....
それでも日本は
立ち直っていくんちゃうやろか
母は言う

テレビのニュースや
新聞を読んでのにわか知識で私が
精一杯悲劇を語っても

聞いていない風で

ほうか 
といったきり
 ....
たしなめるように
胸に手を当てる
自分の手のひらを感じる

まだ大丈夫です
あなたへそっとつぶやく

だれかががんばるから私もって
それが機動力にならない
そんなお昼前の私はまた
 ....
だれの心にもあるの?不安が

外ではきらきらと太陽が輝いてる

一瞬忘れたい

なんて思うそれはいけないこと?

桜がまた咲いたよ

花びらは同じじゃないけど

あなたの悲しみ ....
俺はもうずっと飯を食ってなくて
やっと開店した店のカウンターで
三十分以内でくうはずの飯を食ってた
現場では山のような仕事がまだ
俺を待っていた
地中に埋まった管の端っこは
壊れた家にあっ ....
ふいに車庫にさえずり響く
つばめかえって春の訪れ

よくかえってきてくれたと
冬の家族の顔がほころび

ふいに気まずくなってそらした
言い争った口と口

希望の羽ばたきは力強く
古 ....
花に言葉をあてはめて
託すその指を
可憐というのでしょうか

遠くをみつめる少女の
瞳がなにを映してるかを
案じた老女はひそかに
流した 海へ涙を

魚になって
泡になって
泣い ....
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました

自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ....
乾 加津也さんの朧月さんおすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どこまでも一緒に- 朧月自由詩111-9-24
鳥が鳴く- 朧月自由詩411-9-19
空の横顔- 朧月自由詩111-7-6
希望の空- 朧月自由詩111-7-4
夜の音色- 朧月自由詩211-7-3
縦に咲く花- 朧月自由詩311-7-1
ひとはねじれた線になって- 朧月自由詩311-6-30
夜のすきま- 朧月自由詩211-6-21
私は殻につつまれて眠る- 朧月自由詩411-6-15
ぼちぼちいこか- 朧月自由詩611-6-4
恋する発熱塔- 朧月自由詩411-6-2
雨の広場- 朧月自由詩411-5-29
今日を旅する- 朧月自由詩411-5-28
あのこの目は風をみつけた- 朧月自由詩211-5-21
夜をおひとつ- 朧月自由詩6*11-5-19
君の中で眠りたい- 朧月自由詩4*11-5-19
もじの魚たち- 朧月自由詩611-5-14
今夜の足跡- 朧月自由詩311-5-12
ははおやの山- 朧月自由詩711-5-8
うすっぺらら- 朧月自由詩611-5-6
私の空気をつくってください- 朧月自由詩111-4-28
たそがれ- 朧月自由詩511-4-24
眠る前の予定- 朧月自由詩411-4-22
母の背- 朧月自由詩511-4-21
低空より- 朧月自由詩411-4-11
あいたい- 朧月自由詩311-4-11
それでも俺は- 朧月自由詩111-4-2
おかえり_つばめ- 朧月自由詩211-4-1
花言葉- 朧月自由詩311-4-1
おもいで- 朧月自由詩411-3-21

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