すべてのおすすめ
始まってから後の受け皿は
銀色の物を溜めるよりも炊飯してしまう
プロペラの風がいつまでも心地いい場所じゃないから
まな板で転がした消しゴムを描くのなら
画板を垂直に掛けるのもよしとして
....
旅立ったパンツの形を思い出しながら
肘をつかえさせて
そうしてできた環の向こうに置き引き犯を見たい
パンフレットだけで身を隠すよりも
中身を覗けないポップコーンの容器を投げ合って
か ....
鏡だけが上から迫って来るより
下敷きをはめ込んだ鏡が降りて来るほうが
そりゃあ怖いさ
頬を伸ばして
いつか窓辺に並ぶって知っていても
湿らせずにいられない折り紙
きちんと折ったやつ ....
タイガーさん、計算機の分厚さは
そこまで皮算用するほどにはならないって
塀伝いに伝えて来てるのは
夢見が悪くなりそうな果物ばかりを
縄でこすりながら落とした夜の子ども
戻した分だけま ....
くじ引きするのはタイヤの転がりやすい草の上で
ハンカチを猟銃と見間違っても構わない
それは昼だから
何故引き上げてくれるって知ってたかって?
拡声器の後ろに当てる手を見たから
!
....
斜めに見る丘を独り占めしたくない
膨らみすぎた風船で押し出された奴等だけ
クジラの群れへ戻して
手のひらが足りなくても
登山する子らには
一つ上の倍率の 脇の下で足りるはず
す ....
よぼよぼの輪の広がりをせき止めると
その分 細かく染まる
庭の散らかりは
天井が降って来て初めて
薬を飲み込んだだけ と気づくくらいの
戸惑わせ方で
どんな中華料理屋に行っても青い
はまぐりが周りへ近づくのを止めようと
頑張ってしまったのかい
代わりに
熊みたいな牛の
黒い鼻先だけが囲むよ
見えなくても 嫌でも
こっちへ
高らかに目押しのできないふりをした私に和尚が近づいてくる
頭蓋骨からして大きめだって言うなら猫の腹をあてがってやる
涙目で「バスタブの縁に上ってたかどうか教えて」なんて無意味だ
そこ ....
雲の上と下にそれぞれ辿り着いて
心から取り出せない団地を焦ってみても下手だ
見られるのなら車窓から
てっぺんの白いギザギザを右へ右へと詰めて
何かに突き当たったあたりで知らせてほしい
....
無事故で改革 大化の改新
バラバラに刻む前の貝殻ばかり足の裏に当たってきて冗談みたいだ
砂粒はこれ以上細かくならないって知らない人が
一面を海にして
背中を反らせたから
太陽光はここで乱反射 ....
昨日まで司法書士じゃなかった
から バズーカの砲口が黄色く見えない
同じ毛モジャのバスタオルをかぶせられても
胸が張らないけど
空気圧でブルブルと 振るえてる自分の頬が
どんどん擦れるよ ....
生きている 缶コーヒーの原材料
暗がりを思い出しても針太く
溶けかかり 泡の底から目立たせる
吸い取った指で通過するバーガー屋
午後の積雪 直角に気づかない
金づちの前に ....