すべてのおすすめ
よぼよぼの輪の広がりをせき止めると
その分 細かく染まる

庭の散らかりは
天井が降って来て初めて
薬を飲み込んだだけ と気づくくらいの
戸惑わせ方で

どんな中華料理屋に行っても青い
はまぐりが周りへ近づくのを止めようと
頑張ってしまったのかい

代わりに
熊みたいな牛の
黒い鼻先だけが囲むよ

見えなくても 嫌でも 
こっちへ
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
と、深爪ぎみの少女

マイクを持つのは初めてらしい
マイクに処女を奪われている
列席者は視姦している
 ....
雲の上と下にそれぞれ辿り着いて
心から取り出せない団地を焦ってみても下手だ

見られるのなら車窓から
てっぺんの白いギザギザを右へ右へと詰めて
何かに突き当たったあたりで知らせてほしい
  ....
無事故で改革 大化の改新
バラバラに刻む前の貝殻ばかり足の裏に当たってきて冗談みたいだ
砂粒はこれ以上細かくならないって知らない人が
一面を海にして
背中を反らせたから
太陽光はここで乱反射 ....
昨日まで司法書士じゃなかった
から バズーカの砲口が黄色く見えない
同じ毛モジャのバスタオルをかぶせられても
胸が張らないけど

空気圧でブルブルと 振るえてる自分の頬が
どんどん擦れるよ ....
心が肉のかたまりだったらよかったのに
ロースみたいなきれいな肉じゃなくて
内臓、モツみたいな
ぬめぬめしたモツミックス200?の

心が頭のなかにあるなんて、
あんなすかすかでプリンみたい ....
砂嵐の葬式。
punk化した鎮魂歌。
先の見えない俺。
充血した、cats-eye。

電信柱にて、チゴイネルワイゼン。
アスファルトにて、3、2、1、0。

「あした、あした、あした ....
私が幼稚園生だった頃、パパは鼻の下に口ひげを生やしていた。
ある日、幼稚園の先生が「パパがひげを生やしている人!」と歌の途中に訊いた。
私にとってひげとはもっともじゃもじゃしたものだったので無反応 ....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる

あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
わけもなく
海に行かない


青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても


夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
私の
家の裏には
杉林があって
その向こうには
すこしばかりの空があって
夏になれば
蝉時雨が満面に鳴り響いているのです
しばらくそれを
みつめていると蝉の声が深く
静かに命を説いて ....
男はふと時計を見た
まじまじと時計を見たことはなかったが
見れば見るほど
時計は自分に似ていた
あたりまえだ
男は時計なのだから
一方、時計はといえば
すでに着替えを終え
これから ....
君が眠っているうちに
パンが焼きあがったみたいです
お母さんはお父さんを呼び
小さな女の子はテーブルを手早く片付けて
髪を撫でてもらいました

君が眠っているうちに ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
  中森明菜からもらった手紙をてんぷら火災の炎で燃やした
  セルジオ越後は別に悪い人間じゃないと
  パートタイマー美男子がカラオケの合間につぶやいた
  おっぱいは複数
  ....
魚が手紙のようなものをくわえたまま
道の真ん中で力尽きているのを
少年は見つけました
水を泳ぐ魚にとって
ポストはあまりに遠かったのでしょう
少年は手紙のようなものを
代わりに投函しました ....
梅雨明けの午後3時、
高架化成った西武池袋線桜台駅。
昼飯食いそびれた背広姿のサラリーマン(俺)が
ベンチにて団子3串にかぶりつく。


頭ン中にはお気楽な音楽。
「カリフォルニア、 ....
   ある日友人が呟いた

  「鷺て、ポキておれそうね」

   白く細かった鷺が水しぶきの中
   静かに足を上げていた

   自転車で走っていると、いつも
   ポケットに ....
   (あらあなた 見かけより ずっと吸うのね 春の夜)


    彼女は胸から乳を搾り出さないのかな、と
    思いながら向かいで飲んでいた女を見ていた
  
    僕の隣 ....
渡邉建志さんの自由詩おすすめリスト(80)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
3.ピーター・サースガード- 合耕自由詩2*06-3-17
1.マーク・ラファロ- 合耕自由詩4*06-3-16
まつわってしまった人たち- さいらと自由詩306-3-3
三日三晩- 合耕自由詩1*06-2-19
いきおくれ- 合耕自由詩2*06-2-2
壱秒祭り- 合耕自由詩3*06-1-29
心はお肉- k o u j i * ...自由詩7*05-10-28
はしれ、- さいらと自由詩205-10-13
パパの思い出- さくらい ...自由詩505-9-20
あなたと私の夜のお話- さくらい ...自由詩605-9-10
海に、行かない- A道化自由詩1705-8-9
蝉時雨- こしごえ自由詩17*05-7-29
七人の男(時計を見る男)- たもつ自由詩1405-7-6
裸で君の隣りにいると- ふたば自由詩1505-5-15
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
ネオ勝新太郎主義の台頭に気をつけろ- カンチェ ...自由詩4*04-8-18
童話(手紙)- たもつ自由詩24*04-7-27
桜台カリフォルニア団子ブギヴギ- 大村 浩 ...自由詩13*04-7-26
ピース、ストロボ- 高田夙児自由詩1204-7-2
セブンスター・ライツ- 高田夙児自由詩904-4-20

Home 戻る 最新へ
1 2 3