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筋弛緩剤を飲み込みました
貪るような悪夢に自慰を注いで
汚れた眼球は排水口に流すのですが
ベッドの足にピンク色の縄跳びで結ばれているので
シンクまでは少し遠く
ゴミ箱に吐きました
君がなか ....
ぎつたたいよ ぎつたたいよ きみ すき すき さ
あまり叩くから 破れたらきみに毒
僕は大人しくて 傷つけたくないから
きみを好きと決めているよ
きみを好きと決めたよ今
あの子は鏡な ....
発表者は、会議室の岩壁から円くつき出した部分を指さしながら話す。
「この部分が地球にあたります。政治家の住居をこのあたり、赤道付近に集中させることにより、化石燃料の使用量を約20%ほど、削減で ....
なんで幸せそうに詩を綴るんだろう?
....
タイで生まれたチャンとエン
取り合い喧嘩は5つで終わり
険悪は気づまりでつまらぬし
外は様子が違うので
庇い合う事にした
14になると卵を売った
母さんと化け物遺し親父が死んで
耳目 ....
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手を伸ばしてまさぐってみる
暖かい柔らかいものがあって
それが心地よいのだ
その中心からは光が
木洩れ日のように洩れて 揺れて
....
浅い流れの面が跳ね返す光のように
幾つもの瞬間を網膜に焼きつけて
君は僕の縄張りから消えた、終わりを隠す猫みたいに
夕暮れが最も鮮やかな季節は
いつまでも繰り返すバ ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです
あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです
あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ
....
イルクーツク
ボヘミアばっかん
ノボシビルスク
チチカカ湖
モンブラン
モナコ
モンゴル
モザンビーク
タスマニア
マダカらすかる
スワヒートウーマン
レソトへ帰れ
....
ア
ワ
ブ
ク
ぷわりぽわり
ワキンの溜め息
見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私
本 ....
20離れていると
いろいろと
あれで
沖縄出身らしいコンビの片割れ
何言ってるのか聞きづらいんですけど
それとは違うんだよね
*
前を向くってさ
結局のところ、そう言うことなんだと思う
しつこいぐらい諦 ....
責任の自覚ではなく
貶めた先に
何かを望むから
きみは一篇の詩
ただひとつ
この星にうまれた
かけがえのない一篇の詩
時間は目眩めくリズム
若さに弾み
老いて穏やかな
飽きることのな ....
詩についての詩
俺自身詩と呼ばれるものを
たくさん書いてきたつもり
けど本当のところ
詩ってなんなのか分かっていない
この【詩についての詩】なんてのも
詩と呼べるものなのかわかんない
....
世界があまりに苦すぎるので
曇り日の朝
空を飛んでいた
歌を
菜箸で奪った
噛みしめたそれは
{ルビ土塊=つちくれ}の味がした
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに
転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ....
むすんで ひらいて
むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 上に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで
*
結んで ....
気のせいなら良いのだけど
こころなしか自分勝手なひと増えたような
今朝もわたしの背中を押し退けていった若い女性
謝るでもなく当然な顔してたっけ
あの日からなのかな
誰もが涙して
....
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ
メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」
マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」
メ「 大丈夫、だいじ ....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている
Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
....
080-****-1582、と。
Purururururu・・・
はい、もしもし。
あ、もしもし殿すか?
うん。
今何処すか?
今本能寺着いたトコ。何かあった?
ああ、着きました?お疲れ ....
あなたに会えない日は 外に出て
あなたの好きな月を さがすのです
だから 月の見えない夜は よけいに切ないのです
あるひ、
人生がながれだして いや
これまでもずっと
ながれている
ことをおもう
おじいさんや女子高生が
目の前をひだりから右にあるいている
雲は勢いにのり ぐいぐいと
きえていっ ....
ちびっ子がちびっ子だった頃
男の子は半パンにランニングシャツ
女の子はノースリのワンピとかで原っぱを駆け回っていた
いじめっ子、いたことはいたけど
みんな等しく貧しんだって思いでお ....
コーヒーがcoffeeでもなく珈琲で
カフェがcafeでもなく喫茶店で
レトロなものがハイカラだった頃
右肩上がりの時代はもう終わってしまったのか
無気力を必死に押し留めようとしながらも
....
ゲームはおしまい
うちにかえって眠らなきゃ
きめられた腕のなかで
いつも通りに
それがどんなに退屈でも
ゲームはゲームでなきゃならないよ
ドイツ語で
石段を数える
男の子
かわいい
カエデの薫る風
洗濯物は乾き
インクは倒れ
一面真っ黒になる
おべっかつかう
母親
なにもしない
父親
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光りのない浜辺を一人で歩いていた
打ち寄せる波は果てしなく
足下は脆くも流れて行く砂の水際だった
遠くの町の灯りが水面に
煌めきを残し ....
日曜日、
くさかんむりの広がる野原で
ピクニックをする
あなたは適当なところに
持ってきたもんがまえを敷いて
ここに座りましょうという
おべんとうよ、と
....
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