押し花に込めた想いは緑色変色しても初夏を育てる

会議終え疲れた顔の会社員背広から匂う景気の悪さ

気まぐれな外国の猫抱きしめて日本にはない文化を探す

まだ少し麻酔の効果残しつつ眠気交じ ....
坂道を 転がるように 終わってく 今日にさよなら 今日にさよなら



夕暮れの 葉桜並ぶ 散歩道 帰る時間だと からすが鳴く



さびれたバス停の時刻表には 過去の時間が流れていま ....
緑野にタンポポが一面に咲き妻と喜ぶ春のひと日に

春風がそよそよと吹く畦道を伝道奉仕に妻と行きけり

陽は翳り大イヌフグリ点々と春風の吹く川のほとりを

風に揺れ柳芽吹ける川沿いの野に鳥な ....
あまいゆめ
にがいうつつ

あおいとり
くろいねこ

うえはてんごく
したはじごく

あかないどあ
ただのかべ

とおくのしんせき
となりのたにん




ほん ....
明け方

身を離すあなたの気配を

全身で追っている
ふくらんだおなかざわざわこどくです

この傘をけして開くまい濡らすまい

野火を見る子ら口々に母をよび

願わくば花の盛りを過ぎるとも

花雲を毟っては食い毟っては食い

春の日に ....
灰色の卵を割ったらからっぽだった。僕は黙ってねぎを刻んだ。 いく君は 足の指曲げ 骨鳴らす 演技かどうか 見破るsign さまざまなことが一度に起きるこの一つの点は世界と呼ばれる 一粒の宇宙の果てから打ち寄せる心音、いのちが(((エコーしている)))


群れを捨て刺激の弱い新鮮な雨を踊り食いするサカナ


ビー玉の敷き詰められた砂浜の津波の向こうは雲の平原

 ....
蠢動す 巣穴みっけた 雌百足 蓄膿症の 副鼻腔内 お元気?と聞き覚えない声がする電話の向こう詐欺師の匂い

何歳になろうと夢は美しいあの世この世の間で揺れる

台風が接近中と告げる声眺める空に恋文飛ばす

退屈な授業に背中向けたまま遥か彼 ....
つけたゆびのあとはうすあお桃いろはなほの不在をつらぬき通し


おだやかな寝息はうみをつれもどしくち元にふるいはなをかざる


つぼみさへかたく締まつてゆめを見る足音とほくはるは逃 ....
船をたたむ)海岸からは海岸が見えなくてこれでは砂漠と同じです(海岸もたたむ


抜けそうな八重歯の揺れが開閉器 奇跡と破滅を行ったり来たり


(忘れたい)脳裏に散らかる消しかすはしろくて ....
羽根休む 鳥に石ころ 投げつけて
飛び立たせては 少し笑う
あたたかな春の日差しの雨上がり傘はやさしい涙を流す 抱き合ってもちっともあったかくはないのあなたはひどい末端冷え症


ずるいよ あいつの好きそうな控え目なくちびる震わすあの子 ずるいよ


わらっちゃう きみが休みの水曜日 だあれも来ない ....
(発酵したい、)ね ふたり。肌はふやけて溶け出して やさしくこわれてゆくからだ

蜂の巣に成り変わってく脳みそがしとしとばらまく蜜と毒針

ぼくたちは目蓋に守られ息をする微弱いいのち せっくす ....
ハルノカゼ 日なたまみれの ボクノヘヤ コノヘヤスキヨ ト云ウ 君が好き スカートの裾から伸びる白い脚 どんな脚でも眺めてしまう わたしたちは時間をうまくやり繰りして乳清だらけのヨーグルトになる

触感がどうだとうではないのです(生き物なのね)あたたかい罠

皮膚擦れて 二階の角部屋は朝日に焼かれ まな板の上で震える枕
 ....
故郷に森があるならそれでいい海の樹海の小さな街だ  
人形の折れた手首を持ったまま母の帰りを一人待ってた
 
 
説明しようとして絶命してしまった僕のレジュメが空へと
 
 
深夜、ヒツジが僕を数えている、可愛そうにまだ眠れないのだ
 ....
黒板を滑るはチョーク
指の跡


伸ばす手に
掴むは色か
空蝉か


春を待ち
春過ぎゆけば
春を待つ


ビニールを
叩くは雨の気まぐれ


つまはじく
懐 ....
エナメルの ミニスカートから 這い出した 蛇のタトゥーの 餌になりたい 春の雨 寂れたビルの 屋上P 車を停めて シート倒した 決めるのは他人ではないこの自分迷いの中に成長がある

化粧する後姿も魅力的花になろうと心に決める

南北を貫く川のせせらぎが桜並木に息吹きかける

バス降りる人々の列急ぎ足行き先違うそれそ ....
「何のために産まれて
何のために生きているのか、
わからない。」

母に言われて悲しかった。

「でも、私もおんなじだよ」

そう母に言ったら、
母も悲しいみたいだった。
本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
 ....
風温しさがし来てみた野っ原に土筆採るなり妻と友らは

早春の枯葉まじりに青草と前景にある杉の林が

喫茶「風」心は浮きて妻と共トーストとコーヒー

山際の店にいて人五・六人薪ストーブ窓辺の ....
ことり ま菜さんのおすすめリスト(268)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
押し花- 夏川ゆう短歌410-4-5
帰る時間- ミツバチ短歌9*10-4-4
春風が吹く- 生田 稔短歌310-4-4
うらおもて_みぎひだり- 青井とり自由詩110-4-4
まぼろし- ゆびのお ...自由詩210-4-3
習作六句- 古月川柳2*10-4-3
フィクション1- sh短歌4*10-4-1
sign- ハイドパ ...短歌4*10-3-31
世界- sh短歌6*10-3-31
皮膚がおびえる- 佐藤真夏短歌3*10-3-31
Home- ハイドパ ...短歌4*10-3-30
詐欺師の匂い- 夏川ゆう短歌510-3-30
春まつうた- はるな短歌410-3-30
ただ水があるだけの砂漠- 佐藤真夏短歌5*10-3-30
疲れ- ぽこぽこ ...短歌4*10-3-29
雨上がり- sh短歌3*10-3-29
やっつ- はちはち ...短歌4*10-3-29
瓶詰地獄- 佐藤真夏短歌6*10-3-29
無題- なき短歌2*10-3-29
校舎12時半- 朱印短歌210-3-28
(ほのかに腐った匂いにときめく根ナシ草が見るゆめ)- 佐藤真夏短歌6*10-3-28
懐郷病- きらく短歌210-3-27
おままごと- たもつ短歌1610-3-26
曖昧なるもの- 青井とり俳句110-3-25
enamel- ハイドパ ...短歌6*10-3-25
Sabotage- ハイドパ ...短歌4*10-3-24
成長- 夏川ゆう短歌310-3-24
貴女とおんなじ- Rinka自由詩3*10-3-23
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
花折れ峠辺り- 生田 稔短歌310-3-23

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