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廃校の壊れた椅子に腰かけてひとり君待つ四学期かな


朝礼で神を失う君を見てはるか昔のあの地を思う


漆黒の絶縁テープ巻きつけてアルバム燃やす十月の夜


体育館裏の壁際いつまでも ....
円とゆう音の響きに耳が溶けてゆく
その遠い背後に
灰の花びらが降ってくる午後
直立した観葉植物が
部屋の隅で孤独を体現するように
ぼくは彼女を見つめている
突差に立ち上がり灰皿を持った彼女 ....
悔恨される音楽を聴いて乱読しよう雨
一粒・一粒残酷する高低の有無を生む
カラギナンの分量違いによる悲劇の午後
ミルクが凍る白樺の貫通する曇天
大体 曖昧な理由である毎日の労働
曇り空の孕む卵 ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
ゴヤゴヤしていると
頭の中で巨人や人喰いサトゥルヌスが
ぐるぐると回転していて
窓を開けて
空を見上げれば日曜の午後みたいな
美しい
星空だった
エントロピー

両手の平で両目を覆うのは誰だ

僕は見ようとした
僕は見ようとした

人々の行いは神々の怒りに触れ
塔は崩壊し
人々の言葉は分断された

なぜ言葉を奪わなかったの ....
二頭の馬が夜の中を歩いている
病院の屋上で
君とあやとりをする
君が欠伸をして僕が瞬きをする

飛行機
カブト
ネクタイ
しっぽ

象のような鳴き声の強風が吹くと
君の髪がボレロ ....
飛行場だった廃墟に忍び込むと
僕は思わず
飛行機になってしまう
両手を広げ
雑草の生い茂った滑走路を
全力疾走
夜風は冷たくて気持ちがいいな
思わず顔が微笑んでしまう
いつの間にか「キ ....
望月 ゆきさんの本木はじめさんおすすめリスト(98)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死期- 本木はじ ...短歌1304-5-28
再眠- 本木はじ ...自由詩404-5-25
レイニーデイ- 本木はじ ...自由詩904-5-25
廃失者- 本木はじ ...短歌2604-5-24
展開者- 本木はじ ...自由詩204-5-24
詩作の時間- 本木はじ ...自由詩104-5-23
カシオペア- 本木はじ ...自由詩504-5-21
五月のイカロス- 本木はじ ...自由詩1304-5-20

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