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海はまたおほきな墓地であるだろう魚たちみな水葬されて


昔、龍がいたのと妻が子に語るうろこ散らばる魚屋の庭


会ふべきか会はざるべきか点滅す横断歩道の信号の青


水性じゃなくて ....
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機


あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる


気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ


つま ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
ブルー問ふ京の都の古家ぬけ落ち込むぼくに空指しながら


麗しき姿であれどきみに問ふ如何なる意図や人魚の胸像


高速の指の運びに混ぜられてゆく鍵盤ももはや灰色


「色たちが心中し ....
八月の暦に耳を押し付ける少年いつしか海原のうへ


生い茂る真緑の原に埋もれゆく廃工場に響け恋歌


遠回りで帰る夜道に横たわる近道えらびし野うさぎの母


飛行機を追うてふもとの村 ....
われ先にわれこそ先にと同じ日に蒔かれた姉妹の朝顔の咲く


狩りそして狩られることの無き国の王女の不在のごとき静けさ


水中を沈みゆくバス、運転手、乗客らみなほほえむ夏日


コン ....
A型のあなた翼を折りたたみ夢の背中へ落下してゆく


B型のあなた昆虫採集を投げ出し籠の中で寝ている


C型のあなた視界に映る朝こことは違ふ世界の夜明け


O型のあなた肯定し続け ....
エジプトに眠る少年少女らの夢であるかもこの世のすべて



着物から覗くあなたの白い脚 幽体離脱の感覚を知る





水色の街へと渡る鉄橋の錆びた思い出ながれゆく河
 ....
好奇心ひろげて崖から飛び立てば ああ、こんなにも太陽のせい


幾たびも安易な夜を貪ってぼくら獣のように純粋


僕たちはすでにレッドを飛び越えて蒸発してゆく抱擁のあと


妊娠をし ....
思い出の森をさまよう僕はもう少年時代の歌詞から遠い


おにぎりの形している山登る今はまだまだ海苔の真ん中


紫陽花に紋白蝶の眠る午後わたしが汚れているのが解る


花粉から誘われ ....
青き百合を水に葬る手のひらのかたちのように流れゆく指


横隔膜の失いたる平衡感覚で剣のうへももはや荒野


牛乳を一気飲みする冷たさにすべての蝶の真白く映えり


目を閉じて遠き木 ....
風船がしぼんでゆくのは見たくないだから今すぐ針を刺してよ


箱ならば開けてしまうよ血管を通うわたしのパンドラの血


飢えている仔猫にミルクあげるとき黒い何かの目覚めに気付く


 ....
ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で


消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた


きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣

 ....
降り立った夏の停車場せみたちの鳴き声拍手喝采のごと


実家へと歩く田園風景のさびしきひとりと描かれる夜


秘密基地としての廃屋いまはもう月光だけの棲み家となりて


失った記憶と ....
やわらかく流れる小川わたくしのちひさな闇にきらめくひかり


クローバー探して回る少年と少女の絵画にみとれるぼくら


ぼくたちのこの関係を奪うのが風なら運び来るものも風


河原に ....
乱反射している飛沫に映るきみ刹那に過ぎ行く夏のはじまり


六月を雨の季節とたとえれば花嫁たちのヴェールは時雨


水の中の八月だから転校すきみの街までクロールでゆく


ひたいから ....
竹の子を探す少年少女らを囲む竹林千本の闇


ウミウシという生き物がいることもやがて知るのか二歳の娘


あの日きみが嫌いと言った茄子を見て疼くこころのむらさきの痣


たこ焼きのた ....
きみがまだ少女の頃はぼくもまた少年だった すれ違う駅


きみと向かいあって話した教室が世界のすべてであったあの夏


きみの吸ってたマルボロライトを吸ってみる吐き出す煙が重い七月

 ....
声色を変えてもわかるきみのこと遺伝子レベルで記憶してるから


色々と迷いましたよだけどこれこれにしますよこれはシャケ弁


開花してしまった空をもう一度つぼみに戻す さらば空想


 ....
塔というひとつの崩れるあこがれや空へと伸ばした腕の傷痕


傷つけて傷つけられて庭先で裸足のままで梅の香を嗅ぐ


濁流に映りしきみの微笑みか重たき日々の波のきらめき


階段の日陰 ....
望遠鏡さかさに覗くぼくたちは遠距離過ぎたりぶつかりあったり


プラスとかマイナスだとかカタカナで考えているきみはプラスだ


携帯を携帯せずに携帯すなぞなぞみたいな恋の答えは?


 ....
いつまでも臨戦状態てのひらを開かないから握れないのよ


なにもかもこぼれてしまうふちのないコップをさがすいまもぼとぼと


パラシュートやんわりひらく恋人と喧嘩した夜はなすこのひと

 ....
空中に放り投げたる自転車の車輪の下の花びらが好き


背景として描かれる枯野にてかんざし拾うそれはゆうやけ


水没す古代遺跡の燭台にふたたび炎が灯る邂逅


風邪薬ばらまく園児裏山 ....
目を閉じて目を閉じないで目を閉じてそんな器用な真似はできない


手応えを感じているの?ラケットにガットも張らずに打ち返すきみ


舌を出し振り返るきみほらそこに妖精みたいな花が咲いてる
 ....
バ ス 停 で 誰 を 待 つ の か 時 刻 表


ダ ム の 底   校 舎 の 上 を 泳 ぐ 魚 


婚 姻 の 日 も 沈 み ゆ く 夕 日 か な 


ふ ....
憂鬱な鳥が若さに飢えて転がる三階
防風林が倒れて久しい今夜の過去に
裁かれることは嫌
雪まみれのやわらかいを脱いでぬいでぬいで
今 分かち合う幻想の氷
冷たくて縫う/つめたくて縫う
濾過さ ....
身 を 任 せ 川 の 流 る る 渓 谷 や


冬 の 雨 宿 る 旅 人 つ ゆ 知 ら ず


さ わ る 脚 さ わ ら ぬ 脚 の 炬 燵 か な


冬 座 敷 少 年 ....
たぶんきみたぶんきみだと思うんだマリーゴールドみたいな空だ


ハート型に切り抜かれてるきみのむね猟銃くわえる真似をしてみる


きみのため蛍光灯を次々とつけてゆくからどんどん消しな

 ....
巨大な象に踏まれた早朝のグラウンドで
石灰で描かれた白いラインを挟んで
きみとぼく こんなに遠い
舞い上がる砂埃につつまれて
ほどけてゆく朝陽が
冷酷なやわらかさで広がってゆく
ここにきみ ....
きみにまた会ってしまったので
電線に止まった小鳥たちが見守る午後
長い髪に停止する空気たち
声はもちろん言葉みたいだけど
やぁやぁ、鋭い距離でぼくらスルー、そしてスルー、スルースルース ....
望月 ゆきさんの本木はじめさんおすすめリスト(98)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青のエチュード- 本木はじ ...短歌905-9-23
星屑ろんりねす- 本木はじ ...短歌1405-9-14
装飾の鹿- 本木はじ ...短歌1305-9-6
第三芸術- 本木はじ ...短歌1905-8-25
八月生まれ- 本木はじ ...短歌1705-8-15
真夏の禁猟区- 本木はじ ...短歌1505-8-11
転調- 本木はじ ...短歌905-7-14
永遠に氷- 本木はじ ...短歌1505-7-1
レッドを飛び越える- 本木はじ ...短歌705-6-23
雲の上のレタス- 本木はじ ...短歌1205-6-19
消灯時間/蝶のかたちに展がる雫- 本木はじ ...短歌1305-6-15
黒い花束- 本木はじ ...短歌905-6-12
六月は雨- 本木はじ ...短歌1705-6-9
雨色の断片- 本木はじ ...短歌19*05-5-18
見上げる木蔭に思い出が降る- 本木はじ ...短歌11*05-5-13
EN_DLESS_SU_M_MER- 本木はじ ...短歌905-5-6
【短歌祭参加作品】食卓までのディスタンス- 本木はじ ...短歌8*05-5-4
イエスタデイをうたって- 本木はじ ...短歌17*05-4-5
春のきまぐれ- 本木はじ ...短歌10*05-3-24
REINCARNATION- 本木はじ ...短歌605-3-8
スゥイート、スゥイート。- 本木はじ ...短歌405-2-25
彷徨反射- 本木はじ ...短歌505-2-14
SENTIMENTAL_COUPDETAT- 本木はじ ...短歌18*05-2-7
SUNDAY- 本木はじ ...短歌8*05-2-3
赤に赤- 本木はじ ...俳句17*05-1-15
未遂- 本木はじ ...自由詩405-1-4
冬の村雨- 本木はじ ...俳句904-12-14
そよ風のバラード- 本木はじ ...短歌704-12-7
I_can_speak- 本木はじ ...自由詩304-12-5
スルー- 本木はじ ...自由詩504-12-5

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