水曜日の唄



色とりどりのビーダマが
ぱらぱらと
空からガラスの水曜日

みんみんぜみのたましいが
ころころと
みんな飴玉水曜日

とんぼが落としたサングラス
きらきらと ....
   1

東南の守り神
ルーとバーベインそしてべトニーよ
あの小さく可憐な私の兎を
どうぞ邪な力から
お守りください
恐ろしい行為や忌まわしい意思から
どうぞ私の兎を
お守りくださ ....
煙草に火をつけて
まずは一服
それからゆっくりと
あなたの詩を覚えましょう
ほら ほら
すぐに現れる
眼前に
夜の万華鏡

  ☆

船乗りのバッド・コニ―
彼はK.T.に欲情 ....
歪な 薬売り
奇形の 頭で
油を 売る

見えたものは

だった
薬売りの 誰からも
相手に されない
その 百姓と
黒人奴隷の 狭間よ

油は 物乞いの
水と なり
あ ....
熱い そして暑い日だった
と思っていたらもう夜になった

一挙にクールダウンが大挙

私は今すぐこの街から抜け出したい
当てもなくアキハバラに行きたい
下には下がいることを確認したい
 ....
夜、
私は
部屋に、
白濁息と
紫煙を吐き、
寄り掛かる柱、
消す朱色の輪に、
数え歌は観賞用の
甘い鏡の球をついて、
飛び散る高音に濡れる
深紅の眼球でチュウジィ DHi 雛 ....
秋の匂いのする風は
夏毛にふわり優しくて


愛なんてものを
かたちにして
誰かに見せたい気分になる

さっき
薔薇の棘みたいに
剥がれ落ちた爪は
カナシミってやつと戦ったから


ゆらゆら尻尾が休憩 ....
息する生きる 嘘つき運動会
怨嗟選り好み 可笑しい教え
重ねて勘違い 気違いキツツキ
くるくるくる 傑作ケミストリー
湖面には 鯉 

からから 絡まったからのはこ
こいびとは欲しくない ....
 
【一】
 
 
 春の倍音。
 
その色素の薄い、一斤染された肌に、低気圧は粘るロを開き、螺子で巻いた舌を這わせる。
常識が全身で身悶える。
振動する音幅の内部には、不幸を装った透 ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
愛の罠
何時の事
嬉しい思い
遠慮しながら
思い出す過去を

貝の音
軋む空間
靴音に怯え
喧騒を好む人
鼓動が聞こえる

囁く声
静かな日
涼しい風音
精神を病む君
 ....
お風呂あがりに テレビをつけたら
タップダンサーの方が ゲストだった。
高校卒業後 渡米されて 自力で道を開かれたようだ。
タップのことなど わからなかったけれど
憧れのスターに 手紙 ....
{ルビ錘=つむ}ではなく{ルビ罪=つみ}刺さりし王女

ツェツェ蠅のベルゼブブの興奮した口吻
忘れて 吸われて
導眠の 粉落とす砂男
ヒュプノスとモルフェウスの拮抗
色の呪い は熱い氷
 ....
机が坂を滑り落ちる
その形状を保ちながら
机が坂を滑り落ちていく
誰に目視されることもなく
他に滑り落ちるもののない坂を
机が机として滑り落ちていくのだ
ああ素晴らしき滑走!
け ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
労働に やる気がないのに やりすぎさ 

青鬼に 憑かれて欝る 夏の心ね

いかれてる Head休ませ Lie La La


鼻歌に 
文句 のせれば 
Bluesさ

 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=43091


パステルナース!
魔法少女の主題歌としては漢字多すぎ。あと嗚呼とか言っちゃだめ。
魔法少女の主 ....
ルナ
晒されドール
フランス人の医師
横並びの患者たち
下唇をつままれて
一つ一つ証明される
器具の冷たさ
カルテの分類
黙って寝りなさい、と命令がくだる


ルナ
晒 ....
こんとらすと









ぼくは地中海へカチカチと音を立ててオナニーをすると
たんぽぽの白い種がの群青の奥深くきもちよく吸われていく



どこまでも透明な青磁 ....
  春よ
   


  国家美術館Aホールの壁に青い大きな絵が三点架けてある。ところが、架けてある
  三枚の画面よりも、どうやら壁の方が見れば四角い凧が浮いている水族館の水 ....
マルコ・ポーロは例の書物の中で、南方に産する果実の一つとして「楽園リンゴ」という名前を挙げている。これは当然ながら「創世記」のエデンの園のイメージを南方に重ね合わせた楽園幻想の産物であるが、「創世 .... 炎は水平に走る
午後の郵便物は垂直に落ちていく
右の翼が少し小さい奇形の鳩は斜め四十五度に飛んでいく

それを
観測者は地球上の任意の点Aに立って
ずっと観測し続けている

月をほんの ....
パラフィンを溶かすセロハン
精液の寒気ハンバーガーサーキットshort-circuit反対者解剖学ショーは油がそれ
を捜すどんなカラー爆発マニアックの午後の昨日の機能停止の気が狂った協会が
剥き ....
まずこのコインを見つめてください じっと見つめてください そしてまぶたを閉じてください の中に半分ぐらい意識された自覚があって の中を忙しく飛び回る いや回転しているのはじぶんだ 覗き窓は狭い 知らな .... 見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群 ....
わたしが打ち込む
死票の数の並びは
コンクリートの壁
ひとつひとつ
(つめたい)
羽蟻が震わせて
煙たがっている
その懐へ

その懐へ、
入れ込んだ針は
解体する
針ではない
 ....
8歳の少女が
星に願いをかける時は
指を交叉し
顎を上げて
こう言うそうだ
「イクサル・スプレンデー
 イクサル・スプレンデー
 イクサル・スプレンデール
 私の妖精
 降りて来い
 ....
1
二枚のフェンスで 四つに区切られたアスファルトの 見渡す限りの広さしかない平面 北西ブロックの西北西地点より南へ まっすぐに白線を引く 上空で飛び交う無数のテニスボール 雨のように降り注ぐテニス ....
 教室で心くだいた
 日々も過ぎ
 今日はすずろな心地です。


 いまや厚い雲壁の鎖はとかれ
 世界はつめたく
 何も教えてくれません。


  それは幸いなるかな…


 ....
へらへら笑っちゃいるが嘘つかれてんじゃねぇかとびびってんのさ
屈辱に身を裂かれても馬鹿みたいに{ルビ諂=へつら}ってんさ
権力振り回す間抜け面に何も言えないでいんのさ

なぁハローダセェ俺
 ....
六崎杏介さんのおすすめリスト(296)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水曜日の唄- m.qyi自由詩1405-9-28
東南の精霊- 鏡文字自由詩205-9-20
夜の万華鏡- 鏡文字自由詩3*05-9-20
歪な_薬売り- 奥津強自由詩405-9-20
どうにかして改善をしたい- マスイジ ...自由詩8*05-9-20
鬪爭祭- 人間自由詩405-9-20
HEY-WA- 銀猫携帯写真+ ...20*05-9-15
戯作- 渡邉建志未詩・独白1*05-9-7
改定・トリアゾラム0.125mg錠- 人間自由詩905-9-7
装飾の鹿- 本木はじ ...短歌1305-9-6
49音- vi自由詩2*05-9-6
タップダンサーが_うまれた- 砂木未詩・独白7*05-9-4
レムネムレ- クリ未詩・独白4*05-9-1
孤独- たもつ自由詩1205-8-31
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
7and5_tune__blueオークブルース- 什蔵自由詩3*05-8-26
【批評ギルド】『a_song(未完)』_六崎杏介- Monk散文(批評 ...305-8-21
満月_/_Fullmoon_gender- Monk自由詩405-8-18
こんとらすと- m.qyi自由詩705-8-18
春よ- m.qyi自由詩505-8-16
「天使喰らい」の可能性について- がらんど ...散文(批評 ...305-8-12
実験- 大覚アキ ...自由詩305-8-3
シルバーフィッシュエクソシズムNo.7_(remix_ver ...- 大覚アキ ...自由詩3*05-8-1
催眠- 黒川排除 ...自由詩305-7-26
ゴースト・イン・ザ・マシーン- 大覚アキ ...未詩・独白4*05-7-26
偶殺するコンクリ(ノ)ート- 黒川排除 ...自由詩205-7-21
少女の流儀- 鏡文字自由詩305-6-15
隆起- 黒川排除 ...自由詩105-6-3
ガリラヤ郷愁- 石垣憂花自由詩11*05-6-3
KICK_THE_CAN- yuma自由詩105-6-1

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