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走りながら汗をかく電車の車窓から
おれは膨らみきった雲と真向いになる
なんでそんなに大きいんだ
思いを小便のようにためこんで
我慢しているのか
まわりの雲は白いのに
おまえだけ灰色で ....
小路の角を曲がると
家並みの
屋根の傾きの下で
格子戸が眼をつむっている
晴れても明るくならない
印画の街
軒と軒とが接するように
建てこんでいる
植物は軒下におかれた
盆栽 ....
日曜日、妻が駐車場に面したわが家の塀を指さす。そこにコンクリートの粉が詰まった袋がたてかけてある。
近所の男がゴミ置き場にだしたものだ。しかし、ゴミ回収車がもっていかなかった。別の近所の人が、それを ....
雲を帽子に四人の巨人が
千住の街に立っている
頚に銀色のネクタイをつけて
黒い服を着ている
ぼくが手をふると
こちらをみおろす
狭い路地に入っても
のぞいてくれる
走る電車の窓 ....
あるけるけれど
おぶってちょうだいと
おかあさんに
おねがいしたの
いいわよといって
おかあさんは
おぶいひもをだして
せおってくれた
秋の日よりも
あたたかい
おおきなせ ....
坂の上で微笑んでいる雲に
吸いこまれそうになる
たどりつくには早すぎる気もするが
そこが頂上だろうか
登りきると
目の前に下り坂
正面にさらに険しいのぼり坂
その上にある四国の形をし ....
……とある蛙さんの殿岡秀秋さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雲よなぜ
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殿岡秀秋
自由詩
7
13-7-1
路に記憶がある
-
殿岡秀秋
自由詩
10
12-12-16
近所での小さな争い
-
殿岡秀秋
自由詩
4
11-10-20
お化け煙突
-
殿岡秀秋
自由詩
9
11-9-15
秋の日のぬくもり
-
殿岡秀秋
自由詩
4
11-8-1
コトバの山
-
殿岡秀秋
自由詩
5
11-7-2
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