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奇妙なものに
取り囲まれ
見知らぬものの
浮き立つ
わたしの回りで
しなやかな輪舞を
繰り返し
奇妙なまま
見知らぬまま
ひたすらに
自由を分節し
いつしか
あっけなく
呑ま ....
空、気持ちよく晴れ上がり
熱、程よく対流し
風、絶え間なく吹き抜けて

この黄金色の一日を
初めて出逢う照り返しを
(浮き上がるような光景を)
胸高鳴り高揚し
奇跡の取得に傾いて

 ....
掴めない
私たちには

ただ懐かしく
ただ憧れて

行こうとする
廃墟を越え

彼方の木霊に
憩いながら

遠い空
虹はかかり

行こうとする
世界の深み

現にて ....
昼のしじまに沈んでいく街に
雨はいつしか降りだして
遠退く人の足音が
カランコロンと木霊する

俺の胸のうちで鳴る空虚さが
脱力して街を覆うようだ

昼のしじまに沈んでいく街は
いつ ....
網戸越し、夜風
ひんやり肌を撫で
奥まる意識、懐かしい
終わりのない夜の訪れ

底知れぬ謎を投げ掛けて
今日という日が去っていく
無限の歳月を追い越して
また未知から明日が到来 ....
どよめく夜に
意識持つ
風がちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
ひとりの夜に
闇は広がり来て
静かさは増し
差しのべた手の先が触れるもの
あたたかな、やわらかな、ほのかな

溢れるたましいを浸し
ずっと、ずっと
寄り添って
無限のうねりに身を任せ ....
壊れ物を抱くように
そっとその旋律を運ぶ
引き裂くような白んだ空
幼子の不協和音

私たちは未完成のまま生まれ
未完成のまま躍り
未完成のまま去る

翼の下に鳥が憩うとき
私たちは ....
 キラキラしているね
 キラキラしているね

大地を歩む人々が
降り注ぐ陽光を浴び
笑いを弾けさせている

 キラキラしているね
 キラキラしているね

喜び溢れ陶然と
初夏の光 ....
人が
歩いている

曇天の街を

霊性がそこいらを
飛び交っている

初夏の清々しさだ

たましいは求めている

この辺境の街角から
自由に飛翔する
その時を

時はや ....
晴れている

ぽかんぽかんと
晴れている

飛行機雲が伸びていく
遥かな航跡が光っている

沈黙に世界は覆われて
青い青い沈黙に

今世界は覆われて

わたしにできることはな ....
抜けるような
美しさが
花開き
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
ふるまわれる
原色の舞い
高揚し
忘却して
上昇する
下降する
もう一つの朝
もう一つの夜
もう一つの可 ....
降り続いていた雨が止み
今日は薄日が射している
おまけにうっすらあったかい
おれは胸いっぱいの共感に
包まれ街に入っていく

街では陽気なコーラスが
もうひっきりなしに響いていて
老婆 ....
揺れ動く
脳髄が
夜通し降る雨に
暗鬱と
たましいを濡らし
いくら
手を伸ばしても
あなたには届かない

雨は夜通し降り続け
魂の隙間を埋めていく
もどかしい思いがもつれ
あな ....
薄日の白い道が伸びている
わたしはひたすら歩いている
薄日の白い道が伸びていく
わたしはひたすら歩いていく
到達点は何処にもない
ただ懐かしい道のりがあるばかり
ただ憧れに充ちた道のりがあ ....
壁がある
どうしようもない限界だ
その先に広がる青々とした海原を
私たちは見ることができない
視界は閉ざされ
四月の気層の底に留まる

夜な夜な宇宙の突端に座り
爆発する星たちを見てい ....
憂鬱な地平線を目指し
私たちは恐怖から手を繋ぐ
此処には居ない誰かのために
遠く響き渡る砲弾の陰で
如何に完全に消えるかを考え
冷え冷えと目醒めていく

居着く場所は何処にも無い
ただ ....
立ち現れ
躍りやがて消えてゆく
寄せては返す波に呑まれ
無限の彼方へと旅立つ

あなたはあまりに美しく
あなたはあまりに未完成のまま 
別れは突然やってくる
郷愁と憧れを木霊させ
別 ....
今日はお寒いようで
霧雨も降っているようで

こんな日は
寂寥と懐かしさがない交ぜになった
深い哀しみの感情にとらわれます

立ち現れては踊り
躍り続け
何処からか、何処かへ
未完 ....
雨に濡れ
雨に立ち尽くす
あなたはあまりに未完成
過ぎた日々を取り戻すように
遠い記憶にすがりながら
神々の不在に安堵する

(もう記憶は麻痺してしまい
過去は鮮やかな像を結ばない
 ....
暗い地平から
せりあがって来る
あなたのたましいを吹き抜ける風

夜風には匂いがある
夜風には匂いがある

それは静かな心の諦め
誰かを愛した心の残り火
最愛の人には届かなかった
 ....
時は静かに遡行する
魂の源頭へ
懐かしさに貫かれ
直進する時を凌駕して

揺れるカーテン、丸まる猫
大地がカッと割れていき
遥か銀河が渦を巻く

明るく白んだ道をいく
我、たましい ....
ひとり見つめる青空を
透かし通した大宇宙を
あゝとてもクリアだ
わたしはひとりだ

充ちる春の街を行く
どこもかしこも光の散弾
弾ける人々の笑いは満ちて
いのちが優しく芽吹いている
 ....
暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
光を透かし彫りするような
この薄明かるい曇天に
人々は天への青いきざはしを昇る
果てに哀しい絶望を見て
果てに輝く希望を見て
一段一段踏みしめて

天への青いきざはしは
すべてを受け容 ....
ちりちりと
夜風が弾ける
肌の面
肉から解離し
タマシイの
涼やか響く
原音が
辺りに木霊し
光っている

脳髄はとろり
蕩けるよう
夜風にうっとり
流れ出す
彼方此方を巡 ....
軽やかに
憂鬱に
雨降りのなかを
舞いながら
虐殺の街へ
至る
情報は不断に
操作され
犠牲者の数だけ
浮遊する
この世界という
荒涼とした廃墟
戦禍は絶え間なく
欲望は欲望 ....
雨降る夜に
均衡は崩れ
見知らぬ街の光景が
雪崩れ込む
飛び跳ねるように
沈み込むように
アタマのなかの憂鬱が
ゆっくりと溶けてゆく

遠くの砲撃、小さなカラダは引きちぎられ
遠く ....
ただここに 
どこでもないここに
ポツンと取り残され
僕ら二人
日がな一日
木の実を食べ
遠い一日
足下には
巨大なイキモノが蠢いて
(眩めく予感に戦慄いて)
薄日の光に身をやつす ....
深く落ちていく
独りのたましいが棲む処へ
切迫する恐怖に立ち向かい
遥かな声の木霊に安堵して
どよめくその先を目指していく

わたしはもうなにもいらなかった
貴女の在り処さえ確かめられれ ....
壮佑さんのひだかたけしさんおすすめリスト(197)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Unmade5- ひだかた ...自由詩5*22-5-4
この黄金色の一日を- ひだかた ...自由詩7*22-4-30
遠い空- ひだかた ...自由詩322-4-29
黒い警笛の街- ひだかた ...自由詩322-4-29
終わりのない夜に- ひだかた ...自由詩222-4-28
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩422-4-28
ひとりの夜に- ひだかた ...自由詩322-4-27
Unmade4- ひだかた ...自由詩322-4-26
祭典の日~今日という日に- ひだかた ...自由詩5*22-4-25
黄金- ひだかた ...自由詩4*22-4-24
- ひだかた ...自由詩4*22-4-23
ひとり(改訂)- ひだかた ...自由詩7*22-4-22
雨上がりの街角- ひだかた ...自由詩5*22-4-22
And_It_Rained_All_Night- ひだかた ...自由詩422-4-21
白い足音- ひだかた ...自由詩422-4-20
- ひだかた ...自由詩522-4-19
KID_A- ひだかた ...自由詩422-4-18
Unmade3- ひだかた ...自由詩4*22-4-17
Unmade2- ひだかた ...自由詩5*22-4-14
Unmade- ひだかた ...自由詩3*22-4-12
初恋- ひだかた ...自由詩522-4-11
霊性- ひだかた ...自由詩2*22-4-10
ひとり(改訂)- ひだかた ...自由詩422-4-9
独りと独りのブルース- ひだかた ...自由詩6*22-4-8
天への青いきざはし- ひだかた ...自由詩3*22-4-7
夜風とたましい- ひだかた ...自由詩622-4-5
虐殺の街- ひだかた ...自由詩522-4-4
雨降る夜に- ひだかた ...自由詩322-4-3
nowhere- ひだかた ...自由詩4*22-4-2
All_I_Need- ひだかた ...自由詩522-4-1

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