ブラウン管に映る天皇裕仁をテンちゃんテンスケと嘲罵するほど軍国少年
であった父は明らかに左翼で、党から除名されても宮本議長(当時)の不
撓不屈や不破書記長(当時)の才気煥発に敬服やまず、一般紙の他 ....
ちぎられる紙
ちぎる紙
はざま はざま
せめぎあう

扉の前の
やわらかな不都合
光の前の
しじま つまさき

背のびをして しずく
背のびをして 白詰草 ....
四月

{引用=Ape real et p reel 
A pull eel Apple wheel}

赤いあめ玉あなたにあげる 
あまいあまあい愛をあげるよ
あたしのあんよはあめんぼ ....
{引用=
遠い
耳奥で
汽笛が鳴っている
心臓が激しく
波打って
僕は行く当てもない
切符を手に入れる

ポケットに残った
微々たる残金は
駅の構内で眠る
浮浪者の
明日の食 ....
チューリップ         チューリップ         チューリップ
人差し指で          人差し指で          人差し指で
かき回し           かき回し       ....


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
林檎のかおりがする 天の河
もう随分と走ってきた
星へのひとり旅

白十字も恐竜の化石の海岸も通り越し
鳥を獲る人は、とうに降りてしまったし
銀のすすきの野をみるために
列車の窓を開 ....
空っぽエンプティの神様は
融通がきかない
シジフォスのように岩を
頂に押し上げる
朝から雨だと
出かける気がしないのは
小学生の頃から
変わらない

生きていることにテーマはない
 ....
波紋を
覚悟で投げた
石が
上げる
水の音(ね)
口移し 卵の黄身を 順番に 我慢しきれず 君がつぶした 春に迷い込んだ赤とんぼが
ゼンマイをキリキリとうたわせた
ブリキのおもちゃのその中の
ブリキでできた心臓の

あんまりとんぼが赤かったから
ブリキはとんぼに恋をした
おもちゃであ ....
あちこちを
耕してみては
首を傾げる
そよそよと
春風に笑われても
飾りの無い虚ろが
手に手を重ね じっとしている
水紋が 
生まれる前の色


陽を横切る陽
地に撒かれ
夜を聴き
夜を見つめる


川沿いの
白と黒の ....
薄暗い放課後の理科実験室で
やさしさの裏側を顕微鏡で覗いている
数名の男子が抱く女子への幻想があるかもしれなくて
もしくはどこか悲観的に
いくばくもない生命のおわりが映るような気もして
 ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
長身の SALLYの手つかみ 背後から ジェットスキーを 操るように {引用=
優しく笑って
優しく微笑んで
優しく黒ずんで
まるでレーズンバターみたいに



詩を口にすると
表面がはがれていく



薄いコーティングを
誰のためにした ....
{引用=
カーテン越しの
やわらかな陽光が
目蓋に染み込んで
僕はしあわせに泣く

夜は明けたというのに
どうしてこんなにも
かなしいのだろう

ラベンダー色した夢の輝きを
1秒 ....
巨きすぎる絵を
照らす拍手
また
照らす拍手


葉の影が
頬から動かない
音なでる指
なでる指


縦の水に沿い
三つの魂が立っている
渦の音 見えぬ ....
あなたは拾う。石を。躓いて、はじめて出血した記念に。いつか青い星の降る夜。額にのせて眠ると、夢のなかで恋が成就する。



空が割れて、水が落ちてくる。あなたはいつも、とつぜん訪れる。ウィザ ....
あなたから 耳のピアスを 引きちぎり 真紅の薔薇の 花びらに刺す この世でいちばん寿命が永いのは宇宙だ

地球でいちばん寿命が永いのは

たぶん木ではないだろうか

だから木は地球で

宇宙のものまねをしているとも言えるのではないか
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
                
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった

黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
かなしいことはするすると
てのひらをとおりぬけていけばいい
みなとまでもうすこしあとすこし
きもちのはれるすきまをさがしてる

気負いを目に浮かべて立ち上がり
停車する電車のドアの前で
 ....
麻痺

この線を 越えていくのに 必要な 心の麻痺は 準備できてた


閉鎖

無残にも 俺の巣穴は 閉ざされた 行き場失くした 捨て身の殺し


惨劇 

暗闇に 俺の怒りが ....
OH南無阿弥Die
OH南無阿弥Die

苗を植えりゃ天まで届き
天まで届けば木こりが倒す

OH南無阿弥Die
OH南無阿弥Die

男が生まれりゃ争いおこし
女が生まれりゃ涙を ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人々の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
{引用=
真夜中の公園で素っ裸のオヤジに首輪付けて散歩させてる
あれは昼間お料理教室で一緒だった清楚なあのオンナノコ
マルキ・ド・サドって名前だけは作家気取りの性癖異常者

僕は夕暮れの公園 ....
楽恵さんのおすすめリスト(565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メーデー- salco散文(批評 ...14+*10-4-29
夜めぐる夜_Ⅱ- 木立 悟自由詩710-4-29
shigatsu,_gogatsu- salco自由詩12*10-4-29
放浪- 高梁サト ...自由詩9*10-4-29
チューリップのトリプティク- ハイドパ ...短歌8*10-4-28
月の嗤うさき1〜2- ……とあ ...自由詩9*10-4-27
銀河鉄道- 月乃助自由詩14*10-4-27
空っぽエンプティ- within自由詩5*10-4-27
反響- 未完自由詩3*10-4-26
YELLOW_3- ハイドパ ...短歌4*10-4-26
ブリキと赤とんぼ- しろう自由詩11+*10-4-25
近況- 未完自由詩7*10-4-25
夜めぐる夜- 木立 悟自由詩610-4-25
やさしさの裏側- かんな自由詩21*10-4-23
赤リュック- サワメ自由詩1010-4-23
Long_Tall_Sally- ハイドパ ...短歌4*10-4-22
まるでレーズンバターみたいに- 真島正人自由詩6*10-4-22
in_the_early_morning- 高梁サト ...自由詩9*10-4-22
穂明- 木立 悟自由詩9*10-4-21
poetarot(愚者のカード)保存版- みつべえ自由詩910-4-20
earring- ハイドパ ...短歌4*10-4-20
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-4-20
- 高梁サト ...自由詩13*10-4-20
詩歴について。- いとう散文(批評 ...32*10-4-20
生き死にの意味を- 瀬崎 虎 ...自由詩310-4-19
愛知県家族五人殺傷事件によせて- ハイドパ ...短歌2*10-4-19
南無阿弥Die!!- 青山雅明自由詩110-4-19
末期症状2- ……とあ ...自由詩710-4-19
空に近づけたことで少しは救われることもあるだろうか−道3−- ……とあ ...自由詩16*10-4-17
黄色い太陽- 高梁サト ...自由詩10+*10-4-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19